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2009年07月30日20:11

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川崎競輪場に行ってみた

 気がつくと3か月ほど日記を更新していません。
 別になにか事情があるわけではなくて、ちょっと間隔があいてしまうと、そのまま怠け癖が頭をもたげてしまってなんとなく書く気が起きないという、ありがちな事情だったりします。
 どうしようかと思ったのですけど、ちょうどゴールデンウィークの頃に行った川崎競輪場のことを書くことにします。

 なんせ『麻雀放浪記』の阿佐田哲也が「ギャンブルの終着駅」と評した競輪ですから、100円の入場料でいいのに300円のアリーナ席券かなんか買っちゃって、ちょっと緊張しているわけです。
 競輪という競技は選手の出身地だかで系統が分かれていて、系統ごとに先輩後輩の序列があったりして、そのあたりの駆け引きを読むのがマニアにはたまらんのでしょうが、私にはよくわかりません。
 正直、あまりレースにも集中できないので、トラックの外側にはけていた特別イベントのチアリーダーの露出の高い衣装かなんか見るとはなしに見ていたら、「バカヤローッ!」と罵声が上がって場内がどよめきました。
 びっくりしましたが、レース中に接触があって3台ほど転倒したのでした。

 いきなりそんなことがあったりしましたが、基本的にレースは淡々と進行していきます。
 行く前は、勝負師たちが食うか食われるかの殺伐とした雰囲気を振りまきながら闊歩する様子を想像していたのですが、そもそも客の9割はもう枯れた感じの年配の男性です。草食男子どころかほとんど植物みたいになっています。この国の少子高齢化を先取りしたスポットといえるでしょう。
 接触事故については、その後も1回だけ見ましたが、その時はうめくような「ああ」という声が起こって、なんだか集団でお漏らししたみたいでした。競輪の最盛期ならば、判定への不服から暴動かなんか起きたのかもしれませんが、もはや間違いなくそんな元気はないと保証できます。場内の警備は外部の会社に委託されているみたいですが、派遣されてきているのも老齢の警備員ばかりです。
 あと、その日はレースの中休みに水前寺清子が営業に来ていて、さすがに人気がありました。
 日曜日はシンケンジャーとななめ45°が来ていたそうでして、やはり、休日には若い層や家族連れに来てほしいみたいです。もっとも、その日は休日でもないのに小さな子供連れの夫婦がいたりして、おいおい大丈夫かよと思いました。
 それから、その日に見た唯一の若い女性は、連れの男性が投票券を買いに行っている間、一人で待たされているらしく、柱によりかかって傍目にも気の毒なほど緊張して周囲に視線を走らせていましたが、あれはそういうプレイなんでしょうか。

 競輪についてなにも知らずに競輪場に行っている以上、間が持たないのは仕方がないのですが、300円のモツ煮こみ(一部の店舗では350円)はたしかに美味しかったです。競輪場のモツ煮こみはおいしいとどこかで読んだ記憶があったのですが、これは事実でした。
 休日に行って、シンケンジャーとななめ45°を見てモツ煮こみを食べて、入場料とあわせて400円。意外と悪くない過ごし方のように思います。
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