昨日は、うちの地方で、というか、けっこう広範囲に激しい雨が降った。
夕方、オキャクサンの終了時間にあたっていたのだけど、まわりが白くなって視界が悪くなるほどの雨。
カイシャのまわりの道路は冠水し、車が走るタイヤの横には水しぶきというか、白波が立っていた。
地下鉄もとまっていて、帰れないシャインさんとかアルバイトの子とかもいたが、7時過ぎにはなんとかみんな退シャすることができた。
その後、家にたどりついたのは10時過ぎていた、という話もあったけどね。
市内、特に中心部には帰宅難民が溢れていたそうな。
夜も10時過ぎ、市が本日9日の市内学校の休校を決めた。
それを受けてセンムから電話が入り、うちのカイシャも対応を考えた方がいいんじゃないですか、とのことだった。
いろいろ検討して、本日の休業を決めて、アプリでその旨、全オキャクサンに流した。
ふぅ、やれやれ。
朝になって、雨はやんでいた。
ただ、予報をみると午後からまた強い雨との予報になっている。
休業判断はそのままに。
センムと電話で話して、シャインは通常どおりの時間に出勤するよう連絡をまわしてもらった。
不安要素はあるが、その時点では雨はこぶり、もしくはやんでいて、それほどのことはなかった。
カイシャに向かう車の中、事務方のT君が連絡してきた。
「全員出勤するんですか?それ、まずいですよ。なにかあったら責任問われますよ」
T君はかなり焦った声で話した。
もはや朝礼時間の20分ほど前。
俺もカイシャのそばまできていた。
「誰もいないのはまずいでしょうから、ぼくとshu-1さんだけ出勤でいいじゃないですか。センムとか家が遠い人は、命の危険がありますよ」
「いや、電車は動いてるみたいだけど」
「そりゃ、動きますよ」
実際、信号でとまった俺の車の横を、レインコートをきた自転車の人が走り抜けていく。
この時点では、ぜんぜん平常で、休業するのもおかしいくらいなんだよね。
「労務の問題になります。僕が心配しているのは、shu-1さんのことです。ハンランがおきますよ」
反乱?
俺の判断に異をとなえて、シャインさんたちがシャチョウ室に押し掛けるということだろうか。
「このあと激しい雨が降ったら、shu-1さんだって帰れなくなりますよ」
ここで意図しているのは氾濫か?
ひょっとして、T君自身、冷静に考えられないんじゃないだろうか。
一旦、電話を切り、センムと話したが、T君から家が遠いと気づかわれていたセンムの方が冷静だった。
「そりゃ、昨日は変えるのに3時間くらいかかってるし、来なくていいならその方がいいですよ。でも、もう来ちゃってるし」
実際、T君の話は錯綜していて、管理職だけでいいというなら、少なくともセンムは来なければいけないし、「ぼくとシャチョウで」というT君自身は管理職ではないのだ。
T君にはあらためてかけ、始業は予定どおりであること。ただ、午後から強い雨の予報になっているのは確かなので、早めに帰ることは検討すると伝えた。
納得してはいないようだったけどね。
行き渋っていた結果だろうか。
朝礼に遅刻したのは、T君だけだった。
こういう気持ちの上では休みにしてほしい、という場面、判断する側は孤独になる。
朝礼の場面でも、みんなにこやかに来ているわけじゃないからね。
別に文句をいうわけでもないけど。
といって、俺のほうから「気持ちはわかるけど、来ないわけではいかないでしょ。仕事なんだからわかってよ」なんて言うこともない。
まぁT君みたいに文句を言ってくる人間がいなかったら、当たり前のものとしてスルーしてたかもしんないけどね。
昨日の市中の冠水や帰宅難民状態は相当なものだったようだから、それだけの異常事態だったということだろう。
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