今は昨日メモした『マチネの終わりに』を読み中。
読書の順番的には、これの前に
高野秀行著『西南シルクロードは密林に消える 』
を読み終えています。
シルクロードは、実はいくつかのルートがあり、その中でも現在は幻とされている西南シルクロードのルートを歩いて踏破しようという試み。
高野氏のキャラクターというのか、文体がそう感じさせるのか、トホホとクスっと笑えるんだけど、一歩引いてみると、ものすごくシビアな展開だ。
中国からビルマ(現ミャンマー)を通り抜けて、インドへ。
何度も警察につかまり、そのたびに同行してくれているゲリラとか軍人とかの助けで、強引なやりとりで切り抜ける。
「なんでこいつは話せないんだ?」
「5年前に国が日本に留学させていたんだ」
「いや、留学していたのは20年だ」
それ無理があるだろう、というのを押し通す。
車がつかえず、ジャングルを徒歩で通り抜けるとか、歩いている内容を読んでも、ものすごい旅であることが察せられる。
ゲリラと出会う場面も多々あり、一歩間違えたら、銃弾にあたって死んでいてもおかしくはなかったのだろう。
いや、それでもそこで人々は生きているという力強さこそを感じるものだろうか。
そう考えると、トホホな雰囲気も、どんな環境でも崩されないマイペースな強さに思えるから不思議だ。
反芻して、いずれきちんとしたレビューをしたいね。
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