先日、日記に書いていたル・グウィンの本。
『ロカノンの世界』を読んだ。
SF界の女王とあったアーシュラ・K・ル・グウィンの長編第一作だそうな。
読み始め、とある異世界の、どこかエキゾチックですらあるような部族の話を読み進めていたと思ったら、急に無機的な宇宙船みたいな空間に放り出される。
この物語は、とある星を訪れた科学文明の進んだ世界の人物の、異文化コミュニケーションの話、といったところかなぁ。
読みながら、なぜか萩尾望都とか竹宮恵子の絵柄が頭をよぎった。
電子書籍で買ったものだから、気づいてなかったけど、表紙のイラストは萩尾望都だった。
ただ、イラストからイメージが喚起されていたわけではないと思う。
それほどしっかりみたわけではない絵で、連想できるほど俺は萩尾望都の熱心な読者ではないから。
ただ、いくつか短編集を読んだ記憶があるくらい。
まぁ、『ポーの一族』は読んだけどさ。でもそれ以外に思い出すのは、『半神』とか、一時はやったマンガ文庫くらい。
でも、そこから連想したんじゃないかなぁという気はするんだ。
エキゾチックと無機的な科学の融合したイメージ、というか。
錯覚だろうけど。
それに本書に出てきたフォマルハウトという宇宙の名前。
こちらは昔読んだ神林長平のSF小説『ライトジーンの遺産』という短編集に出てきた幻の本のタイトルにあった。『フォマルハウトの三つの燭台』というんだけど、神林氏はこの名が気に入っていたのか、ライトジーンの前に書いていたのか『フォマルハウトの三つの燭台』という本を、自分で書いていた。
そのもとの名前が、ここにあったのかぁ、と少しばかり感慨があった。
フォマルハウトって、どこの言葉が知らないけど、なにか印象に残るんだよね。
宮崎駿もゲド戦記とか、グ・ウィンという作家に対して、リスペクトしているようなエピソードを読んだ記憶がある。
そうやって、幾人かの作家さんにつながりを感じらるのって、グ・ウィンという作家が、古典の領域に入った人なのかもしれないね。
1960年代前後では、まだ早いかな。
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