朝のおじいさん散歩兼ジョギング。
散歩のお供は、kindle読み上げで
ヤニス・バルファキス著『テクノ封建制 デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配する とんでもなく醜くて、不公平な経済の話。』
ヤニス・バルファキスというと、数年前に『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』を読んだ。
あちらも強烈に面白かった。
前に読んだ本は、娘に語る体裁をとっていた。
バルファキス氏は、そのせいで娘さんからしばしド叱られていたらしい。ということが、本書に書いてある。
本書はすでに他界した、バルファキス氏のお父さんに語り掛ける形で書かれている。
こちらもすごく面白い。
バルファキス氏は、ギリシャの財務大臣もしていたんだっけ。
そのせいもあるのかもしれないが、アメリカ合衆国に対してはけっこう厳しい。
日本は、アメリカにやられて正常な資本主義国としては破壊されたと書いている。
今、同じことをやられているのが中国で、中国が日本と同じ道をたどるかどうかはわからない、と。
そう書くと、政治的な話ととらえられるかもしれないが、そうではない。
読んでいてすごく面白いんだけど、こんなことが書いてあったんですよ、というにはもう少し咀嚼が必要だ。
インターネットによってつながった世界が、資本主義としては終焉を迎え、デジタルの封土にレントを払う封建制社会に移行したということが、説得力をもって語られているんだけどさ。
その背後で利益を吸っているのがデジタル領主であり、アメリカということになるのかな。
しっかり読んで、理解したい内容だね。
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