ときどき日記に書くフレーズかもしれない。
その本は
たった一人にだけ
たった一晩だけしか
他人に貸してはなりません。
という、20代の頃に買った恩田陸『三月は深き紅の淵を』を帯の言葉だ。
奥付をみると、1997年の第一刷になっているから、もう25年か30年近く前にでた本ということになる。
当時院生で、池上線で大学に通う毎日。
帰りに,、五反田のわりと大きい本屋さんに寄るのが日課だった。
そこでハードカバーで出ているのを見つけ、院生のことゆえお金がないなか、数日立ち読みしたり、悩んだ末買ったと記憶している。
連作短編集で、最初の話、『待っている人々』が一番好きな話だ。この話だけなら、今まで3、4回読んでいる。
最初に書いた通り、たった一人にだけ、たった一晩だけしか貸すことを許されない幻の本をめぐる物語。
共感するのは、本好きな人たちが面白い本、ぜひ読みたいと思う本が手元にきたら、なかなか読み始められず、返す直前になってようやく慌てて読み始める、という話をしているところ。
俺自身、今では子どもといっしょに毎週図書館に行って、5、6冊くらい本を借りてくる。
ただ、ほとんど読まずに返しちゃうんだよね。
何冊かはがんばって読み終わるようにするんだけど、延長したり、何度も借りたりしてようやく、ということが多い。
借りた本って、なかなか読めないんだよね、不思議なことに。
だから、基本買うことになるんだけど、まぁ子どもといっしょに図書館に行くのも楽しいから、借りるだけは借りていくだろう。
なんでこんなことを書いているかといえば、つまるところ、本日返却期限がきた本を昨日になって読み始め、面白いと気づいてなんとか読み終わろうと努力しているからなんだよね。
こちらは紙の本ではなく、電子書籍。
古賀史健著『さみしい夜のページをめくれ』
前著、『さみしい夜にはペンを持て』も、実は図書館で借りて読んでいた。
あちらも、まず電子書籍版で借り、やっぱり返却期限間際に慌てて読み始めるも読み終わらず(まぁ、返却日当日に読み始めたらねぇ)、電子書籍版は容赦なく返却されちゃうから、次は紙の本で借りて読んだのだった。
第二作が出たと知って、これも電子書籍版で予約して、本日が返却期限だ。
前作はきれいに終わっていたから、まさか二作目が出るとは思わなかったけど、きっと売れたんだろうね。
そろそろ返却期限だなぁと気がついて、昨日読み始めたら、売れたから出したんでしょ、という予想に反して、けっこうおもしろい。
ちゃんと続きではあるんだけどね。
本日中に読み終われるか。
また、紙の本で借りなおすのか。
こちらはけっこうおもしろいし、対象はティーンだろう。
子どもたちに買ってもいいな、とも思う。
まずは今日、読み終わるかどうか、だな。
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