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2025年08月10日16:54

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溺れ紙一重

夫とゆっくりめに、いつもの湖に向かった。風もなく、湖面はミラー。
パドルでかく水の音と鳥の鳴き声だけの空間に癒やされた。

駐車場に戻り帰り支度をしていると、体育会系の口調が聞こえてくる。
白髪交じりの中高年の男性2名。SAP、カヤック、サーフィンボード??がある。

詳しいことは端折るが、何かが気になった。彼らは岸まで移動していた。声を掛けに行った。

1人は、岸で電子たばこを吸っていた。1人は、ほっそい(短い)ボード(後にこれが競技用のサーフィンボードと知る)に正座状態でうつ伏せになり、両手で水をかいている。
「いや、これ安定し無いっす〜〜〜〜」

私は、電子たばこを吸っている男性と、彼の所有する「ORU KAYAK」について話している。何気に、ボードにのっていた彼が、バランスを崩し、水没。
「サンダルが〜〜」とボードにしがみついている。

ほんの少し、彼から目線をずらし、電子たばこの男性と話をした。再び視線を湖側に戻すと、溺れていた。頭がもう沈んだり上がったりの状態だった。

電子たばこの男性が、SAPに乗り助けに向かう。幸い岸から5mぐらいだろうか、遠くはなかった。私も、浮き輪チックなものを彼に向け投げたつもりが、全然違う方向に飛んでいった。

間に合った。マジ、間に合ってよかった。

気がつくと、溺れた彼は、ライフジャケットなし、普段履きのプラスチック製サンダルを着用していた。

「海と全然違う・・・」流石に、顔面蒼白になっていた。

聞くと、自分はサーフィンを(過去)していた。
「サンダルが〜〜」と言っていたときは、もう足が付かず、あれ?と思った。
アタフタしている内に、手からボードが離れ、どんどん遠くに行ってしまい、捕まるものがなく、思った以上に浮くこともなく、溺れたとのこと。

言っておくが、サンダル男がボードにのって、2分もしないうち、岸から5mも離れていない所でのことだ。

過信は、宜しくない。生きるも、死ぬも紙一重だと言うことを目撃した今日だった。

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