選挙に行かない人間は度々批判される。
私自身選挙に行かない人間だ。私は自分が選挙に行かないことに対して何も思わない。けれどそういった人間はかなり強い言葉で非難される。別に私は周りの影響で行く行かないを決めているわけではないので、そんなこと言われても行かないもんは行かないよ、となる。けれどそういう強い言葉で非難することによって、余計に行く気がなくなる人もいるんじゃないだろうか? 人間というのはそういうものだ。
そもそもそうして非難してくる人間はまるで自分たちは正しいことを言っているという様子だが、言い分のほとんどは全く的を射ていない、本質とはズレたものなのだ。選挙に行かない一人としてそのことを知ってほしいと思う。君たちは本当に選挙に行って欲しいと思っているのか?
私はオタクだが、好きな作品のキャラクター人気投票に参加することは”基本的に”ない。理由は、自分が票を投じることによって、自分の意思が介入した結果になってしまうからだ。私が人気投票に求めているものは客観的なキャラの人気度だ。自分とは関係なく世間ではどのキャラがどの順位なのか、そういった目でみている。もちろん推しが上位にいたら嬉しいが、わざわざ推しを上位に上げるために投票をしようとは思わない。
例えばTwitterには投票機能がある。4つ選択肢を用意することができ、投票をすることで現時点での結果を確認することができるシステムになっている。そして、投票の結果に影響を与えたくないが、結果は見たいという人向けに「閲覧用」という選択肢を用意する文化がある。私はその「閲覧用」を押すタイプの人間だ。
別に私はこれが理由で選挙に行かないというわけではないが、オタクなのにも関わらずキャラクター人気投票に参加しないような人間なんだからそりゃ選挙にも行かないよなと納得して欲しい。
選挙に行かない人は面倒くさいから行かないという意見、これもかなり見当違いだ。たとえめんどくさくても、ただめんどくさいだけなら普通行く。それでも行かないのはただめんどくさいだけじゃないから。そのことを認識して是正していかないと、現状選挙に行っていない人を選挙に行かせることはできないだろう。
投票に行かない人は、政治に文句を言う権利はない。幾度と見かけた批判だ。
別にそれでもいいんじゃない? だって、投票行った人も行かなかった人もどうせ同じルールを強いられるんだから。これで投票行かなかった人だけが被害を被るならもちろん行くけど、実際には行った人も道連れで自分だけが被害を被るわけじゃないから別に。
けれどどっちかというと逆なのではないか? むしろ行ってる人の方こそ自分の意思、意見をかみっぺら一枚に込めてるんだから、それ以上にどんな意思表明があるのか? 選挙というシステムに納得して、選挙に行ってるわけだから、結果がどうあれ仕方ないってなる以外にない。それ以上文句言う権利ないのではないか。
むしろ行ってない人の方こそ、現状の選挙のシステムに不満があるとして文句言えるんじゃないか? 別に文句を言おうとも思わないけど。選挙って一定数の投票数がないと再投票になる。で、何度も何度も再投票になっていったら根本的に改革していかなきゃ行けないってことで何か変わるかもしれない。それだってある意味立派な意思表明だと思うわけだけれど。
というのは前半部分は7割ぐらいは冗談だ。後半部分は真面目にそう思っている。
行ってない人数十万人が全員入れたら変わるって言うけれど、その全員が全員同じ場所に入れるなら変わるだろうけど実際はそうじゃない。各々が各々の場所に投票して結局対して結果は変わらない。そもそもここまでの票が集まってるなら統計的には充分信頼できる値になっているのではないか?仮に入れてない人が全員行っても同じ割合になるんじゃないのか?
以前、Twitterで「白票でもいいから選挙に行こう!」と話題になっていた。その時、「あっそういうのがあるんだ(それでもいいんだ)、だったら次の選挙の時には行ってみようかな」と思ったことがある。
けれど、その数日後(というか普通に直後に言われてた気がする)やれ白票のやつは非国民だの利敵行為だの言われていて、その叩きっぷりに見ていて辟易としてしまった。
いやどっちなんだよ!!!入れなくても文句言われるし、入れたら入れたで誰に入れても文句言われるし、白票でも文句言われるし、どうせ文句言われるなら選挙行かない方がマシじゃねーか!!
おそらく選挙に行っている人からしたら、文句を言われない投票先なんて無い、そういうもんなんだから甘えるなとなるんだろう。確かにそれは間違っていないが、選挙に行ってない人に行かせたいと思っているのならその答えは間違いだ。そんなんで選挙行ってないやつが行くようになるわけ無いだろ!
ただ、選挙に行っていない私から見たら少なくとも、「白票でもいいから選挙に行こう」と、まず選挙に行かせることを目標として、口悪くせず活動している方々はとても素晴らしいと思う。
それに対し、ただ叩くだけしかしない……選挙に行かない人、白票に入れてる人、白票でもいいから行こうと言っている人をひっくるめて誹謗中傷している人たちの愚かさよ……。本当は選挙の投票率なんてどうでも良くて、ただ自分たちが誹謗中傷して気持ちよくなってることへの理由付けと正当化がしたいだけなんじゃないのか……?
そもそも公約なんて守られる保証がないものだ。私が小学生の時にちょっとだけ政治に興味持った時期があった。ちょうど野田元総理が総理になる前のことで、子どもながらにこの野田って人良さそうだなと思っていた。けれどいざこの人が総理になってみると、前に言っていたことと真逆のことを言ったり実行したりしていて、今でもその時の裏切られたという気持ちを覚えている。といっても特別ショックを受けたり失望したりということはなかったが、「ああ、そういうもんなんだな」という印象が自分の中に根付いてしまった。
いろいろとつらつらと選挙に行かない理由を書き連ねたが、結局のところ私にとって一番の根本はこの出来事が原因だ。だから私が選挙に行かないことに対する文句は私にではなく野田に言ってくれ。誰かこの印象を否定し払拭できるならしてほしい。
ただこれは飽くまで私個人の理由であって、他の選挙に行かない人は各々の理由があることに留意されたし。
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