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2025年02月09日16:02

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80年代の「ニューミュージック」

小6くらいになると、オレは完全に音楽にのめり込んでいた。「ザ・ベストテン」「レッツゴーヤング」などのテレビの歌番組は勿論真剣に見ていた。

ところで当時、「ヒットしてるのにテレビの歌番組では聴けない歌」というのがあった。いわゆる「ニューミュージック」系の歌である。当時アイドル以外の若者向けの音楽は、フォークもロックもシティポップも、よく「ニューミュージック」と呼ばれていた。

ニューミュージックのアーティストにはテレビを嫌っている人が多かった。サザンオールスターズ、アルフィー、チャゲ&飛鳥、安全地帯などはよくテレビに出ていたが、ユーミン、中島みゆき、松山千春、オフコース、大瀧詠一、山下達郎などはテレビに出ようとしなかった。その代わり彼らはレコーディングやコンサートに力を入れていた。

テレビの歌番組だけでは物足りなくなってきたオレは、兄貴の影響でラジオの歌番組も聴くようになった。土曜午後の「コーセー化粧品 歌謡ベスト10」、日曜朝の「不二家歌謡ベストテン」は毎週楽しみだった。テレビでは聴けないユーミンや中島みゆきやオフコースの歌も、ラジオではバンバン流れるのだ。

まだ小学生だった当時のオレは、結局ニューミュージックにはそれほどハマらなかった。ニューミュージックの音楽性の高さは感じつつも、やっぱりアイドルの華やかさのほうに惹かれてたんだな。

ちなみに80年代後半にバンドブームが始まると、「ニューミュージック」という言葉は使われなくなっていく。新たに若者の音楽の中心となったBOØWYやレベッカや渡辺美里やブルーハーツは、「ニューミュージック」とは呼ばれず「ロック」と呼ばれたからである。
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