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2021年08月08日12:29

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自民党内の親中派重鎮を倒せるか

自民元閣僚同士が公認争い、文書で応酬…林氏推す「地方の声」・河村氏側「鞍替えはルール違反」
2021/08/08 01:42

 林芳正・元文部科学相(60)(参院山口)がくら替え出馬を表明し、現職の河村建夫・元官房長官(78)との自民分裂選挙の様相を見せる衆院山口3区は、党公認争いに突入した。林氏を支える山口県議らが党本部に公認を求めることを決定。県内の党員らに協力依頼の文書を送ると、河村氏も反論の文書を発送した。大物同士の対立の行方は、林氏辞職後の参院補選の動向も絡んで 混沌こんとん としている。(本岡辰章)

大物同士

 「私どもは林氏を最後まで全面的に支援する」

 7月26日、自民党の県内に56ある全地域支部と業界団体を母体とする42の全職域支部の支部長に「山口3区にかかる対応について」と題する文書が送付された。差出人は、党県連の中核を占める県議団の全26人連名の推薦状を取りまとめた柳居俊学・県議会議長だ。

 県内政界には、農相や防衛相を歴任し、首相を目指す林氏の衆院転出への期待が高まっており、全県議に加え選挙区内の6首長中4人が林氏を推す。文書は、さらに末端まで浸透させようと推薦状の存在を強調。県連幹部を務める県議の会議で林氏を公認候補とするよう党本部に求めることを決定したことに触れ、協力を呼びかけた。

 ただ、河村氏所属の二階派を率いる二階幹事長は河村氏公認を譲らない構えで、党公認のハードルは高い。それでも県議らは、林氏公認を求める「地方の声」を前面に突き進めば覆る可能性もゼロではないとみる。

 一方の河村氏は、この文書に強く反発。全職域支部と3区内の16地域支部の支部長、全県議らに、現職であることを示す「3区支部長」名の文書を7月31日付で送った。林氏を名指しして「 鞍くら 替えにより立候補されることは党のルールに反する」と指摘し、根拠となる党の選挙対策要綱などの条文を列記して「私が公認候補に選定されると確信している」と主張した。

 県議や3区内の首長にとどまらず、一般の党員が離れていくことへの危機感は強く、河村陣営幹部は「議長名の文書が混乱を招いている。党のルールを党員に正しく知ってもらわなければならない」と話す。

 文書を受け取った職域支部長の一人は「これまで3区は河村氏、参院は林氏を支援してきた。今はどっちつかずの状態。党本部の裁定が下るまでは静観するしかない」と頭を抱える。

遠のく円満解決

 林氏は今月16日に参院議員を辞職する意向で、10月24日投開票で参院山口選挙区補選が実施される見通しとなった。保守王国の県内政界では山口3区の分裂選挙を危惧し、「参院補選に河村氏の長男を据えれば河村氏も引退できる」と円満解決を望む声も出ていた。

 ところが、林氏の辞職前にもかかわらず、県連は早々に候補者の公募を開始。受け付けは今月12日までで、面接審査を23日に設定した。その日のうちに決定する「異例のスケジュール」(県議)で、段取りのよさが際立つ。県連幹部は、林氏の後継候補として県出身の北村経夫参院議員(比例)を有力視しており、関係者は「一気に進めて、河村氏サイドが入り込めないようにする狙いもあるようだ」と推察する。

 譲歩を見せない林氏と県議団の動向に、河村氏の支援者は「これで3区の公認を林氏に譲るという目は完全になくなった」と漏らす。

 一方、3区には立憲民主党県連副代表の坂本史子氏(66)も立候補を予定し、自民分裂の隙をうかがう。1日に県連が開いた会合にオンラインで参加した蓮舫代表代行は「自民党内の内向きな論理で県民には全く関係ない。私たちは(県民に)寄り添って政策を提案していく」とアピールした。
https://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin/20210807-OYT1T50497/
二階派の力が削がれ、分裂してくれると、自民党も多少は保守政党っぽくなる♬
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