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2021年04月15日07:22

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緊急事態宣言の本来の目的は医療現場のひっ迫回避だったはず

緊急事態宣言は何を目的にしているのか?去年の1回目の緊急事態宣言は効果はあった。しかし、今年の2回目は”本来”の効果はあっただろうか?1回目の緊急事態宣言時は全国の1日での新規感染者がピーク時でも1,000人未満だったのでいまにして思えば(語弊はあるが)大したことではなかった。2回目はピーク時(1月8日)で7,957人が3月8日のボトム時で600人まで減少している。そう考えると数的には効果があったと言える。
但し、当然ながら緊急事態宣言にはマイナスの面もある。それは経済の停滞である。昨年の緊急事態宣言時の経済的損失は約9.9兆円と言われている。今年の緊急事態宣言時は約2兆3,000億円と言われている。あくまでひとつの指針であるが緊急事態宣言を行うと経済的損失が大きいのは間違いない。色々な機関が緊急事態宣言時の損失を計算していてその数値にはバラツキがあるもののひとつだけ共通点があるのは1回目の緊急事態宣言時と2回目との経済的損失を比較すると2回目の方が少ないということである。1回目は事実上、全国が範囲に対して2回目は都市圏限定だったことも影響しているのかもしれない。
ただ、TVの情報だけを見るとそうでもないようだ。簡単に言えば、国民が「慣れ」てしまっているのである。どの程度、動けば良いのかというが分かってきたので1回目の時のように完全に停止することはしなくなったのだろう。1回目の経済的損失と2回目の大きな差はそこから来ていると思う。
当たり前だが働かないとお金はもらえない。経済が回らないとほとんどの人は生活は出来ない。だから、この約1年でどの程度まで動けば(経済を回せば)コロナ禍でも大丈夫というのが分かってきた結果だと思う。しかし、依然としてやはり緊急事態宣言を出すと経済的損失は免れないだろう。だから、そう頻繁に発出するべきものではないはず。
1回目の緊急事態宣言時に政府が何を言っていたかを思い出して欲しい。「ひっ迫した医療現場を解消して医療崩壊を防ぐ」は本来の目的だったはずだ。そして1回目はそれに成功した。では、2回目はどうなのか?確かに前述のように新規感染者数は減少した。しかい、何故か1年前同様にいまだに医療現場はひっ迫している状態が続いている。全くこの1年間、政府・公官庁(厚生労働省)・分科会・各医師会は何をやってきたのだろうか?1回目の緊急事態宣言時に感染のピークをずらして医療崩壊は回避したのにその後はほぼ手を打たないでいたと言われても仕方ないのではないか?
いつの間にか政府・厚生労働省・分科会・各医師会が1年放置してきたツケを国民が尻拭いさせられているという感じである。分科会も医師会も目に見える努力をしないでただ国民に負担を強いる緊急事態宣言を提言するのでは理解も得られないだろう。そもそも、そんな自分たちだけに都合の良い緊急事態宣言を国民が聞き入れると考えている時点でおかしな話だ。逆に緊急事態宣言を回避するためにはどうするかくらい議論して欲しいところである。最近は分科会と医師会が簡単に緊急事態宣言を提言しているが私は安易に賛同出来ない。

■尾身氏「第4波入った」 重症急増の大阪は災害レベルか
(朝日新聞デジタル - 04月14日 21:54)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6484008
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