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2020年07月25日11:41

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中共マネーに関わったらゴールドマン・サックスでも容赦無し

ムヒディン政権、半信半疑の脱・汚職 1MDBで巨額回収
2020/7/25 1:57 (2020/7/25 5:12更新)

【シンガポール=中野貴司】マレーシアのムヒディン政権が政府系ファンド「1MDB」の汚職に関連し、米ゴールドマン・サックスから巨額の資金を回収することに成功した。汚職がきっかけで下野したナジブ元首相らと組んで政権を取ったムヒディン首相にとって、負の印象を払拭する一歩となった。

「政府は今後も1MDB関連の資産を回収する努力を続け、汚職事件に関わった個人や集団への賠償請求を続ける」。ムヒディン氏はゴールドマンとの電撃和解を発表した24日、汚職への追及姿勢を緩めることはないと強調した。ゴールドマンから39億ドル(約4100億円)の支払いを受ければ、政府が1MDBからの不正流出で失った資金をほぼ回収できる計算になる。

それでも責任追及を強調し続けるのは、マハティール前政権に比べ、汚職や権力乱用を防ぐ取り組みが後退するとの懸念を持たれてきたためだ。

負のイメージは政権の成り立ちに起因する。ムヒディン氏は3月に首相に就任する際、過半数を確保するためナジブ氏らが所属する当時の野党連合と組んだ。1MDBはナジブ氏が首相在任中の事件で、ナジブ氏は今も40を超す1MDB関連の罪で起訴されている。政権基盤の弱いムヒディン氏は実力者のナジブ氏らに配慮した政権運営をせざるを得ず、おのずと汚職への追及も鈍ると、政権発足当初から指摘されてきた。

実際、5月には1MDB事件の中心人物の1人として起訴されていたナジブ氏の義理の息子、リザ・アジズ氏への起訴が取り下げられた。不正に流用した資産の追加没収に応じたことが取り下げの理由とされたが、マハティール前政権からの変化を象徴する一件だった。6月にはナジブ政権時代に地方政治で影響力を誇っていたムサ・アマン前サバ州首相も、1MDB以外の汚職事件で無罪放免となった。

こうした中でのゴールドマンとの和解は、現政権が不正流出した国民の資産の回収に努力しているとアピールする格好の機会となった。ムヒディン政権は24日「マハティール前政権時にゴールドマンが提示していた17億5千万ドルを大幅に上回る金額で合意できた」と、前政権との違いを際立たせようとした。

ただ、今回の和解の素地を作ったのは、間違いなくマハティール前政権だ。2代前のナジブ政権時代に封印されていた1MDB事件の捜査を積極的に進めたのもマハティール氏なら、不正な資金調達を取り仕切ったゴールドマンの責任を国際世論に訴え、包囲網を狭めていったのもマハティール氏だった。

トミー・トーマス前司法長官は2019年10月の日本経済新聞とのインタビューで、当時からゴールドマンと和解交渉を進めていると明かしていた。ムヒディン氏にとって外資からの資金回収は、国内の政治勢力に配慮する必要がない一方、自らの対外交渉力を訴えられる手が付けやすい案件だった。ゴールドマンが早期決着を望んでいたことも、渡りに船だった。

ムヒディン氏の真価が問われるのは、今後も続けると明言した「汚職事件に関わった個人や集団への賠償請求」だ。ナジブ氏と親密で、1MDB事件の主犯格の実業家、ジョー・ロー氏は今なお海外逃亡を続け、マレーシア当局は逮捕できていない。ロー氏はこれまで明らかになっていない多くの事実を知っているとみられ、その逮捕・起訴はナジブ氏や有力政治家の追起訴につながる可能性がある。

仮にそこまで踏み込むことができれば、ムヒディン氏の「脱・汚職」の姿勢は本物だといえる。だが、それは即座に政権内の対立を生み、ナジブ氏らの勢力が政権を離脱する要因となる。議会の過半数を辛うじて確保するムヒディン氏にとって、ナジブ氏との摩擦を許容できるほどの権力基盤はない。

一方で、現政権に近い要人らに対する起訴取り下げが今後も続けば、今回の成果に対する評価もはげ落ちる。新型コロナウイルスの感染拡大防止の対応で高まっていた支持率が低下する要因になり得る。

1MDBの汚職事件に関するナジブ氏への最初の高裁判決は28日に言い渡される。マハティール氏からムヒディン氏への首相交代後、検察トップなどの人事も刷新されており、どのような司法判断が下されるか予断を許さない。マレーシアの独立以来、最大のスキャンダルといわれる1MDB事件の捜査、公判の行方を国内外の関係者がなお注視している。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61915090V20C20A7000000/
元々マレーシアの汚職事件は、「一帯一路」の下で進められていた総事業費200億ドル(約2兆2300億円)のインフラ事業で、割高な契約額が発端でした。
この時のチャイナマネーが、1MDBの債務返済に流用されました。
債務発行の仲介役としてゴールドマンサックスの名前が浮かんできていました。

1MDB汚職捜査、「中国マネー」の関与に照準
「一帯一路」事業向けの7億ドルの資金が流用された可能性
By Tom Wright and Bradley Hope
2018 年 8 月 1 日 16:00 JST
https://jp.wsj.com/articles/SB11443694453778813656304584382283409246534

いつの間にか中共マネーの名前が消え、ゴールドマンサックスはマレーシア政府だけでなく、米司法省からも叩かれ始めました。

1MDB汚職、ゴールドマン罰金2千億円で交渉 米報道
2019/12/20 4:12
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53591090Q9A221C1000000/

結局、習近平派の中共高官の名前は全く出ず、ゴールドマンサックスは当初交渉額の2倍の金額を支払わされる事になりました^^;
誰を庇ってるのか知らないけど、中共マネーに関わったら、ろくな目に合わないって事だねw
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