「長くつ下のピッピ」や「ロッタちゃん」シリーズで知られる、スウェーデンの高名な児童文学者、アストリッド・リンドグレーンの、作家としてデビューする以前の、16歳からの10年間を描いた、物語。スウェーデン・デンマーク合作。監督・脚本は、ペアニレ・フィシャー・クリステンセン。
率直で、自由奔放な少女が、様々な人生の壁、特に、女性であるが故の、一見、超えられそうもない、分厚い壁にぶつかり、もがき、苦しみ、傷つきながらも、自立し、未婚の母になり、次第に、その才能を開花させていく物語であるが、成功したのちの彼女をあえて描かずに、物語は終わる。アストリッドを演じる、新人のアルバ・アウグストが、素晴らしい。いい映画だ。
古びた学校の講堂のような、岩波ホールで観たが、観客の大半は、私と同じ、高齢者。岩波文化は、完全に高齢者が支えている現状は、少し、悲しい。
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