10連休が終わりました。
その2日目の日曜日は、千葉の山へ。
JR久留里線の下郡駅から小櫃駅にかけて、東の車窓に連なる山々で、それぞれ船塚山、浅間山(せんげんやま)、壬申山(じんしんやま)と呼ばれています。
中でも壬申山には伝説が有ります。
古代日本、最大の内乱と呼ばれる壬申の乱…ごく大雑把に言うと、天智天皇(大化の改新で有名な中大兄皇子が、後に天皇として即位した)の後継天皇の座をめぐる争いで、天皇弟の大海人皇子が、皇子の大友皇子を破り、天武天皇として即位しました。
敗れた大友皇子(即位した記録は無いものの、明治になって弘文天皇の諡号を贈られる)は自害しました。
…というのが通説ですが、異説も有ります。
中には、大海人皇子は天智天皇より年上であるというのまで…
私などには、これらの真相が分かる訳も有りませんが、自害した大友皇子は身代りであり、本物の皇子は遠江から船で上総に逃れたというのが、前述の「伝説」です。
この伝説の中でも、最後は追討軍に敗れて自害してしまうのですが、この辺りには小櫃、御腹川、飯給など、その伝説を裏付けるような地名が残っているのです。
そして、この地で御所をおいたとされるのが壬申山。
近くには、同じく御所の伝説が有る御所塚山も有りますが、この伝説の中で両者がどう位置つけられているのかは分かりません。
壬申山は100mも無い低山であり、船塚山などと併せて歩いてみた訳です。
ちょっと寝坊してしまい、拙宅をクルマで出発したのが0900くらい。
そして、予想以上の渋滞で、歩き始めたのは1130くらい(>.<)
国道から船塚山へ行く道の分岐には、指導標が設置されていました。
すぐ先には自噴井戸なるものが…
市原市、君津市辺りはゴルフ場がそこら中に有り、水質の悪化が懸念された為につくられたよう。
またゴルフ場か…
既に有るのは仕方無いとしても、本当にこれ以上つくらないで欲しい!
さて
集落の中を縫いながら歩いて行くと、赤い鳥居が立っています。
ここを入っていくと、家々の間からそのまま山へと入っていき、間も無く二百余段の石段となりました。
飯高神社です。
お詣り(。-人-。)
神社の背後の林道に出て、南へ向かいます。
林道と言っても、舗装はされているものの極めて狭く、小型車専用でしょう。
舗装路や石段ばかりで、土の上は大して歩いていないながらも、やがて船塚山山頂に着きました。
大正時代に編纂された君津郡史では、「眺望絶佳して筆舌及ぶべからず」と称えられた眺望抜群の場所です。
ただし、様々な鉄塔がそこら中に建っているのが興醒め気味か。
ここの社は、平成になってから台風で大きな被害を受けて、再建されたそう。
背後には、小さな社に不似合いに広い駐車場が有りますが、かつては地域の競馬場だったとか…
農耕馬が激しいレースをしていたのでしょう。
一周は150mくらいでしょうか、コースの外周は、ちゃんと土手状に高くなっています。
ここからは地形図にも載っていない土の道です。
小さなアップダウンが続き、やや荒れ気味ですが、尾根道なので迷う心配は有りません。
やがて見えてくるのが浅間山山頂…つまり浅間神社なのでしょう。
ここから下って行くと、最後は三百余段の石段となるのですが、その手前に右へ道が分岐しています。
しかも、テープによるマーキングも…
これは行ってみるしか無い!
ところどころ荒れており、急な場所も有りましたが、最後はちょっとした石段で畑?の脇に下りれました。
どこから道に出るんだろう?
カンで、山裾に沿うように左へ進んで行くと、間も無く先ほどの三百余段の石段直下に出ましたε=( ̄。 ̄ )
貯水池の脇や集落の家々の間を抜け、少し下って行くと川を橋で渡ります。
この川が御腹川。
変わった名前ですが、つまりは大友皇子が御腹を召して自害された…事に因むとされています。
少し先で左に分岐する切通の道を登って行くと、地元の俗称で「イヅナリ様」の飯縄権現
「サンヤ様」の二十三夜堂が有りました。
二十三夜堂の前を登ると壬申山山頂の筈…ですが、堂から20mほど先で踏み跡はすっかり消えてしまい、あとは藪しか有りません。
おそらく最高地点はここかと思いますが、この藪ではどうしようもないので、早々に戻りました。
京(みやこ)より
乱を離れて
総の山
里の稲穂を
君も見やらん
国道まで下りてクルマに戻り、近くの白山神社へ…
この裏には、全長80m余の前方後円墳が有るのです。
仁徳天皇陵のような巨大なものではないし、濠で囲まれていないので、一目でそれと分かるようなものではないですが、こちらも弘文天皇の陵という伝説も有るのだそう。
あくまでも伝説であり、恐らくは当時の国造の墓だそうですが…
この時点で既に1500くらい。
出切れば、御所塚山も登ってみたかったのですが、時間的にちょっと厳しい…
ガイド本「房総の山歩き」によると、小湊鉄道飯給駅からけっこう歩くようなので、とりあえずクルマを駐める場所と、後半の万田野林道からの登り口を確認しました。
渋滞対策として、今度は小湊鉄道から来るかな…
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