法務省は今日、2名の死刑囚の執行を行ったと発表しました。
僕は、頑固な死刑廃止論者です。
以前は、死刑が執行される度に、死刑制度の問題点などを書いて来ました。
最近では、2016年3月25日に、
女性5人を殺害した鎌田安利と
連続保険金殺害事件の吉田純子の執行があった時に書きました。
今回執行されたのは、
1992年に千葉県市川市で一家4人を殺害した関光彦死刑囚(44)と、
1994年に群馬県安中市で交際女性とその両親を殺害した松井喜代司死刑囚(69)でした。
この内、関死刑囚は、犯行当時19歳でした。
犯行時に未成年だった死刑囚の執行は、1997年8月1日の永山則夫以来の事です。
死刑に反対するのは、色々な事由があります。
世界的に見た場合、アムネスティインターナショナルによると、
2016年12月末現在で、
すべての犯罪に対して廃止した国は104カ国、
通常犯罪のみ廃止した国が7カ国、
10年以上執行がなく、事実上廃止した国が30カ国、
存置している国が、57カ国との事で、7割以上の国が事実上廃止しています。
そうした、世界的な趨勢が理由の1つです。
もう1つ大きな理由は、冤罪の可能性があるためです。
1990年(平成2年)5月12日、
栃木県足利市にあるパチンコ店の駐車場から女児が行方不明になり、
翌13日朝、近くの渡良瀬川の河川敷で、女児の遺体が発見された、
いわゆる足利事件を覚えている方も多いかと思います。
1991年、事件と無関係だった菅家利和さんが、被疑者として逮捕され、
起訴されて、有罪(無期懲役刑)が確定し、服役していました。
しかし、遺留物のDNA型が、2009年5月の再鑑定の結果、
彼のものと一致しないことが判明し、服役中だった菅家さんはただちに釈放され、
その後の再審で無罪が確定しました。
被害者が1人でも、女児の場合、
奈良小1女児殺害事件のように死刑になる場合があります。
菅谷さんは、危ないところだったと思っています。
現在でも冤罪が発生しています。
物的証拠がなく、状況証拠を積み重ねて立証した場合など、特に多いようです。
もし冤罪だった場合、処刑されてしまっては元に戻せません。
タリオ法と言って、古代のハムラビ法典に載っていた、
「目には目を歯には歯を」の残虐性はお分かりになると思いますが、
もっとも残虐な「命には命を」にどうして気が付かないのかなと思います。
北朝鮮や中近東の一部の国では、今でも公開処刑が行われています。
そうしたニュースに接すると、何と野蛮な国だと感じますが、
死刑を廃止した国の人は、存置している国をどう感じるでしょうか?
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