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2016年07月27日07:55

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さざなみ(45 Years)






 長年連れ添った夫婦の関係が1通の手紙によって揺らいでいく様子を通し、男女の結婚観や恋愛観の決定的な違いを浮かび上がらせていく人間ドラマ。結婚45周年を祝うパーティを土曜日に控え、準備に追われていた熟年夫婦ジェフとケイト。ところがその週の月曜日、彼らのもとに1通の手紙が届く。それは、50年前に氷山で行方不明になったジェフの元恋人の遺体が発見されたというものだった。その時からジェフは過去の恋愛の記憶を反芻するようになり、妻は存在しない女への嫉妬心や夫への不信感を募らせていく。「スイミング・プール」のシャーロット・ランプリングと「カルテット!人生のオペラハウス」のトム・コートネイが夫婦の心の機微を繊細に演じ、第65回ベルリン国際映画祭で主演男優賞と主演女優賞をそろって受賞した。(映画.comより)





厳しいですね〜、この展開。現実的にはこんな物語、ほとんどあり得ないと思うのですが、それでも起きるときは起きてしまうのでしょうね。

この二人はインテリ夫婦です。そして今週末に結婚45周年記念パーティを控え、いろいろと準備にも忙しいところ。品行方正だったと思われる(多分)教職夫婦は、若い人たちにも慕われており、結構な規模のパーティになる模様。そんなところへ、夫への一通の手紙。彼は若い頃、当時結婚まで考えていた彼女をある事故で失っていました。それは、趣味の登山を一緒にしていて、彼女だけ滑落してしまい、そのまま行方不明になってしまったというもの。その彼女が、当時の美しいままの姿で冷凍保存された状態で見つかった、と言うのです。当時の記録帳に、一緒に登録してあったがために連絡があったとのこと。

残酷ですね。だって、彼女は若い姿のままだもの。動揺する夫に妻は「結婚するつもりだったの?」と尋ねます。「そのつもりだった」と答える夫。誰の責任でもないとわかっていても、平穏ではいられませんよね。ましてや、夫は夜な夜な妻が寝た後に屋根裏部屋にこもり、昔の写真や想い出の品を見るようになるのです。

もし自分が夫の立場なら、やっぱり昔の写真くらいは見返すでしょう。動揺もすると思います。しかし妻は、屋根裏で夫のいない時間に、ある写真を発見してしまうのです。これはきつい。

平静を装い、ますます妻に対して優しくなろうとする夫。個人的な意見ですが、こうなると悪循環のような気がしますね。誰に悪気もないところがつらいのですが。

難しいですね、本当に。でも、見ながら「私は、ダメかな」と思いました。人それぞれでしょうけれど、やはりその写真に起因するのですが、男と女は違うのです。

私は彼らのまだ半分くらいしか夫婦をやってませんが、深く考えさせられる映画でした。しかし、シャーロット・ランプリングの美しいこと!歳相応で、決して締まっているわけでは肢体が、なぜにあれほどカッコいいのか。やっぱ好きですねぇ、シャーロット姐さん。


 
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