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2015年01月05日12:16

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「沖縄まぼろし映画館」

昨日は、午後から所用で、銀座へ。帰りに、わしたショップに寄ったら、平良竜次・當間早志著の「沖縄まぼろし映画館」(ボーダーインク、1800円+税)という、昨年の11月に出た本が置いてあったので、即、購入した。
この本は、かつて沖縄(本島)にあった、そして、今はその大半が閉館してしまった映画館を、写真と本文、所在地の地図で紹介したガイドブックである。ガイドブックといっても、もちろん、今はないのだから、まったく、実用にはならないガイドブックなんだけれども、私はこの手の本が、大好き。
実は、「リプレーザ」前号の私の連載で、那覇の国際通りに、かつてあった映画館について言及していて、その際、当時の写真などが、どこかに残っていたらなぁ・・と、書きながら、内心、そう思っていたのだが、まさに、そうした欲求にドンピシャリな本で、見つけて、思わず、わらわらと、興奮してしまった。
いるんですねぇ、こういうことを、誰にも頼まれもしないのに、コツコツと、調査・研究している人。平良さん、當間さん、マジ、尊敬します。
今は、数ある娯楽のひとつに過ぎない映画も、私が子供だったころ(1950〜60年代)は、少なくとも、ごくフツーの庶民にとっては、文字通り、娯楽の頂点に君臨する、神々しい存在だったわけで、かくいう神奈川県藤沢市で子供時代を過ごした私も、映画館の入り口に掲げられた、手書きの大看板や、町の各所に貼られたポスターを、いつも、ああ、面白そうだなぁ、観たいなぁ・・と、指をくわえつつ、何度も、何度も、眺めていたものだった。実際に、映画に連れて行ってもらえたのは、せいぜい、年に数回くらいだったのだが・・。
沖縄でも、映画館がドンドンつくられたのは、戦後の復興期。そのいわば象徴だったからこそ、たとえば、国際劇場がある通りだから、国際通り・・という風に、映画館は地名にも、その名前を今にとどめているのであろう。そういう意味で、映画と映画館の歴史は、まさに、庶民の生活史。単なるノスタルジーではなく、そうした庶民の日々の生活が垣間見えてくる、いい本です。是非、読んで下さい。
まぁ、ご興味があれば・・ですが。

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