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2014年12月19日12:48

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「赤瀬川原平の芸術原論展」

先日、行こう、行こうと思いながら、行けていなかった、千葉市美術館で開催中の「赤瀬川原平の芸術原論展」へ。千葉市美術館はJRの千葉駅から、さらに歩いて、15分ほどの距離。東京からだと、結構、遠い。
赤瀬川さんは、これも、先日行った、国立東京近代美術館で開催中の「高松次郎ミステリーズ」の高松次郎などと共に、1960年代に「ハイレッド・センター」を結成して活躍した、バリバリの前衛芸術家。その後、千円札裁判や、「朝日ジャーナル」に連載し、その後、「ガロ」に転戦した「櫻画報」など、反権力の姿勢を明確にした、漫画やイラストレーションで、一世を風靡し、さらには「尾辻克彦」として、芥川賞作家にも転身、その他、路上観察学会やライカ同盟、ベストセラーになった晩年の「老人力」等々、文字通り、好奇心の塊とでもいうべき、実に多彩な活動で、私たちを楽しませてくれた才人である。
モロ「櫻画報」世代の私にとって、当時の赤瀬川原平の存在は、あまりにも大きかっただけに、「尾辻克彦」以降の彼の仕事には、正直、それほど注目してこなかったことは事実だが、残念なことに、開催直前の、突然の逝去で、本当に回顧展となってしまった同展を観て、この人は、つくづく、どんなジャンルを手がけようと、ものごとを、視点を、極力、真っ正面から、少し、斜めにズラして見ようとしていて、その意味で、終始一貫、ブレていない人だなぁ・・と、そう、実感した。
日本の現代美術史の中で、これほど大きな痕跡を残しつつも、美術館における個展や回顧展がほとんど開催されていないこと等にも、この人のそうした立ち位置が、あるいは、影響しているのかも・・とも、思ってみたりもする。
とにもかくにも、千葉市美術館での同展の会期は、12月23日まで。ま〜だ、未見の方は、是非是非、お見逃しなきよう・・。なお、来年、大分と広島の人は、それぞれ、大分市美術館と広島市現代美術館にて、巡回開催されますので、お楽しみに。

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