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2026年07月14日07:04

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小噺0575 ハイパースペクトラル・イメージング

中学生か高校生の頃、「『光の三原色』は赤(red)、緑(green)、青(blue)の3色、所謂RGB。2つを混ぜることによぅて空色(cyan)・赤紫(magenta)・黄色(yellow)が現出し、全てを混ぜ合わせると白(white)になる」と習いました。

https://share.google/XJOY5NxWmMo1XYJVH

テレビ画面を虫メガネで見ると、すこぶる小さな光の三原色の画素(ピクセル)が整然と並んでいます。

https://share.google/7b3iGlKZyOeD18LNr

それぞれが赤・緑・青で発光し、それを大量に組み合わせることで多様な色が表現できます(テレビ映像になります)。

かように僅か3つの色を組み合わせるだけで世の中のあらゆる物を表せますが、人間の眼では判別できないような微妙な色合いを分析することで色々なことに役立てようという動きがあります。
Hyperspectral Imaging(ハイパースペクトラル・イメージング)という技術で、特殊・高性能なハイパースペクトラル・カメラで対象物を撮影、色彩AIが分析します。

わかりやすい例として、イチゴの色の微妙な違いから熟れ具合を分析するのに使われている写真を。通常のカラー写真ではパッと見ただけではS2とS4とS6の色が濃い(熟成が進んでいる)のを見落としそうです。

https://share.google/yTs2PXqu9c8tiYedA

しかし、ハイパースペクトラル写真(白黒)では熟れ具合が強調され、一瞬で判別できます。

https://share.google/dagp7iTPKBc3nWMxf

医療に役立てられている例を。どんなに熟練した病理専門医でも正常細胞と見分けがつかないガン細胞を発見してくれます。上から3列目の写真の黄色い円の部分に粘膜下腫瘍(GIST)があるそうです(4列目の写真で明らかに)。

https://share.google/CoKVLjuCuPN6MuMG6

微妙な色の違いをハッキリさせ、対象物の「形」のみならず眼に見えない「成分」や「状態」を可視化するこの最先端の画像技術は、物質の種別識別、食品中の異物混入の有無、ブランド製品の真贋判定に使用されています。

また、農業分野での活用も始まっています。ドローンに搭載したハイパースペクトラル・カメラで農地を撮影して、作物の生育状況をつぶさに調べたり病気・害虫の被害を早期に発見したりすることで、収穫量増加・農薬削減につなげます。

https://share.google/53qNlsxiWQoDll14d
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