呉座勇一著『日本史 敗者の条件』を読んでいる。
源義経、明智光秀、西郷隆盛、山本五十六など、歴史的には敗者の側に焦点をあてて、ビジネスを考える本。
それぞれ、雇われ社長の悲哀とか、オーナー社長であるがゆえの難しさとか、歴史上の人物について、今のビジネス場面にあてはめた話でなかなか面白い。
源義経は、どちらかというと悲劇のヒーロー的なイメージが強い。
でも実際には、会社の名前(源氏)があってこそ仕事できてたのに、ちょっとプロジェクトがうまくいったからって、社長(頼朝)に反旗を翻したら、誰もついてこなかったという、勘違い独立だったんじゃないか、とかね。面白い見方だと思った。
全体的に気軽に楽しく読めるんだけどさ。
ふと、気になったのは、この人の専門って、日本の中世史じゃなかったんだろうか?というところ。
たしか『応仁の乱』書いて売れた人じゃなかったっけ?
学者さんって、自分の専門外のことに口出すと同業者から総スカンと聞いたことがあるんだけど、本書では中世のみならず、江戸時代や幕末、明治まで手を広げている。
学者仲間から嫌われないだろうか、なんて勝手なことが気になってしまった。
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