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2026年05月08日07:10

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クルマ0531 希望の星 (ホープスターON360)

1921(大正10)年に香川県で生まれた小野定良は、太平洋戦争前に東洋工業(現マツダ)でクルマ関連の技術を習得しました。そして1951(昭和26)年に東京・上野で個人商店であるホープ商会を開業します。翌1952(昭和27)年4月に株式会社に改組し、その年の年末に軽3輪トラック「ホープスターON型」を発売しました。
大手メーカー(ダットサンやくろがね)の部品を使って組み立てた車体に、富士産業(スバル=富士重工ではありません)製ON型エンジン(空冷単気筒4サイクルSV356cc15馬力)を積んでいました。

https://share.google/JanE0zHTRJrYpoWIt

これは、バイクのシャシーを梯子型にし、後2輪にして荷台を載せたプリミティブな商用車でしたが、15年を経た1967年に同じONという型式で、軽自動車規格の四輪駆動車「不整地用万能車」を発表しています。これが今回俎上に載せるクルマ「ホープスターON360」です。

https://share.google/DBE9QzxzuJ9pk5RVa

https://share.google/YUbE8MnVWzS17omsP

梯子型シャシーのアクスルは、前後ともリーフスプリングで支持されたリジッドでした。

https://share.google/bfofhoMg1qxkQfcSx

このシャシーのフロントに三菱重工製の空冷2気筒2サイクル359ccエンジン(21馬力)を搭載していました。ミニカ用のユニットです。

https://share.google/gFsXNLBPfg9SbFMa0

このクルマはパートタイム4WDでした。通常は後二輪駆動ですが雪道や悪路など滑りやすい路面では、レバー操作で四輪すべてを駆動するモードに切り替えられます。常時四輪が駆動されるフルタイム4WDより構造がシンプルで燃費や耐久性に優れますが、舗装路での四駆走行は危険です(きつい曲率のコーナーで自然に制動が掛かる「タイトコーナー・ブレーキング現象」が起きがち)。

2ドアのオープン・ボディを載せたホープスターON360のディメンジョンはホイールベース1950・全長2995・全幅1295・全高1765mm、車19重620 kg。
1967年12月から1968年8月までに約100台生産されたようですが、58万円と高価な上に販売網が脆弱なホープ商会�蠅老兮海鮹杷阿靴討海離�ルマの製造権を鈴木自動車工業(現スズキ)に1200万円(2026年現在の価値で5000万円ほど)で売却しました。

価格はともかく、品質など酷評されていた同車の製造権取得はある意味ギャンブルと言われましたが、最終的に購入を決断したのは鈴木修常務(当時)でした。「常務の道楽」だの「カネをドブに捨てとる」だの揶揄されたということです。
しかし、設計が見直されて1970年にジムニーとして生まれ変わり、今なお作り続けられていることに鑑みると、鈴木修の慧眼は証明されたと言えましょう。

なお、鈴木修は鈴木自動車工業�蠎卍后⊆厂省儿垢魴个謄好坤��蠎卍后塑嚢盞弍沈嫻ぜ圈疏蠱面鬚覆瀕鯒い靴親�本を代表する経営者で、数多の受勲かあります。残念ながら2024年12月25日に鬼籍に入りました。

https://share.google/iQGnKNswIIcskJsfm

ホープスターON360は3台しか現存していません。

https://share.google/5eF7v4s19AMm3a0D1

https://share.google/images/rLwjoLu0m2ztVNLzE

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