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2026年04月19日11:19

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世につまらない本もある

 世につまらない本はない、とは養老孟司氏と池田清彦氏、それに吉岡忍氏の鼎談本だった。

 面白く読んだとは思うけど、ずいぶん前に読んだので、中身は忘れてしまった。

 京極夏彦氏の本の中にも、世の中に面白くない本などないのですよ。面白く読まない人がいるだけ、と読み手側の主観でかわることをゆっていたような気がする。どこで読んだかは忘れたので、ちがう本や人かもしれない。

 ただ、昨日マンガで『シュリンク 7巻』を読み終わって、一日たったあとで思ったのだ。

 あぁ、このマンガは俺にとって、つまらなかったんだな、と。

 精神科クリニックを舞台にしたマンガ。

 最初はわりと面白く読んでいた。
 
 ただ4巻あたりで、急に読むペースが落ちてきて、ポイント還元セールかなにかでまとめ買いしたものの、いつのまにか放置していた。

 俺にはよくある話だけど。

 7巻は、産後うつの話だった。

 途中で放置していた。
 
 6巻を読み終えて、間もなく読み始めていたと思う。6巻を読んだのは、年末だったから、読み終わるまでに4カ月ほどかかったことになる。

 6巻のレビューでも、なかなか読み終わらないのは、テーマが重いからだろう、なんて自分で書いている。

 ただ、産後うつの話を読み終え、次の共依存やDVの話を読んで気づいたのだ。

 話として、あんまりおもしろくないんだよなぁ、と。

 共依存のエピソードとしては、わかりやすかった。

 でもつまるところ、共依存とはこういう病気ですよ、ということをエピソードで説明したという範囲を出てないんだよね。精神科のテキストをただそのままマンガ化した印象、といえばキビしいか。

 でも、それくらいひねりがない。

 DVのダンナが追いかけてきたと思ったら、優男のヨワイ先生が少し強く出ただけで、すぐにひっこんでしまう。

 共依存で自分が寄生する相手をもとめるようなタイプの人間は、権威に弱い、というあたりでオチがついちゃうんだよね。

 現実にそうなのかもしれないけど。話としては、起伏が薄いんだよなぁ。

 病気について知るには、よくできたマンガだと思う。

 タテ糸として、ヨワイ先生の婚約者がどうして、というポイントはまだ残っている。

 少なくとも買ったところまでは読むだろう。

 いずれね。

 ただ、世につまらない本はない、つまらなく読む人がいるだけ、とはいえさ。

 読み進められなかったのはテーマが重いから、ということじゃなく、話が(俺にとって)つまらなかった、というのはひとつの発見だったね。

 面白く読める時もあると思うし、そのときを待とう。
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