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2026年02月23日23:43

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いじめとトラウマ

 人間の性格というのは成長するにつれ、多くを経験するにつれ、常にアップデートされていく。そこに例外はない。
 ただ、それは順当にアプデがされていった結果である。人によっては外部からの強い影響によって、道を外れたアプデがされてしまうこともある。そしてそこでセーブされてしまうので、もう元に戻ることができない。

 私という人格は最初からこうだったわけではない。私はいじめを受けながらも、中学二年生まで何とか人格を保ちながら生きてきた。
 しかし、とある出来事によって、中学二年生の途中で私の人格は一度死んだのだ。

 前回の日記で容姿を揶揄された経験について書いた。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991661137&owner_id=68635113&from=list_diary_title

 その3つ目の話は、それが直接的なトリガーでこそないものの、私の性格が大きく歪み、対人において強い恐怖を感じるようになったきっかけの一つである。
 いわゆる対人恐怖症というやつになった。

 今まで我慢して何とか耐えてきたのが、あることがトリガーとなって、完全に崩れたのだ。次の日から私は別人となった。
 今まで普通に話せていたクラスメイトともまともに話せなくなった。私は元から女子と接するのが苦手で、グループワークとか以外でまともに会話できなかった。ただ、クラスメイトの男子相手だったら今と違って結構誰にでも話しかけられたのだ。

 けれどそんな自分はあの時一度死んだ。そして対人恐怖症を患った新たな人格が生まれた。

 あの時の感覚は凄かった。自分の性格が捻じ曲げられていくあの感覚……自分の状況の全てに絶望して、全てを恨んで、何も出来ない自分を憎んで、そして最後に諦めだけが残った。

 まるで急速冷凍されていくような感覚で、急激に自分の性格が変わっていくのを感じた。ほんの一瞬のうちに自分という人格が一変した。それをあの時、実感できてしまったのだ。
 あの感覚は、一般人には到底想像も出来ないだろう。

 次の日に中学に登校した私は完全に別人だった。女子どころか男子ともまともに話せなくなり、女子に対する苦手意識は女性恐怖症とも言えるまでに更に強くなった。

 その時のことについて具体的に話すようなことはしたくない。トラウマでこそあるものの、いわゆるPTSDと呼ばれるほどではない。だから別にあの時のことを思い出すだけで過呼吸になるとかそういうのはない。
 ただ、詳細に書いたり吐露しようとすると、しているうちに辛くなって、泣きそうになったり涙が出たりする程度だ。

 ただ大まかに書くと、晒し者にされるかのような状況になって、そして誰にも助けてもらえなかったのだ。要はいじめである。担任の先生もいたが、教壇の前の席の女子たちと楽しそうに話していて、こちらに見向きもしなかった。自分でもかなり目立っていた(目立たされていた)と自覚しているので、気づかないはずがないのに、気にする素振りも見せなかった。
 それらをしてきたのは、女子が一人、そして前回の日記で書いた3つ目の話に出てきた男子二人だ。この三人によって私の人格は殺されたのだ。

 「いじめはいじめられる側にも原因がある」という言葉もあるが、自分の名誉のために言うと、私は一切悪いことなどしていないし、何の落ち度もない。自分では気づいていないとかではなく、マジで何の脈絡もなく、何の接点もない相手にそういう仕打ちを受けたのだ。

 強いていうなら私はいじめられ気質なのだろう。私の一番古い記憶で幼稚園の頃から私はいじめられていた。仲間外れにされたり、泥水が入ったバケツに頭を突っ込まれて溺れかけたことも覚えている。しかも私は中耳炎だったので、それで耳が大変なことになった。

 小学生以降は物理的ないじめはほぼなくなったものの、面と向かって毎日毎日悪口を言われた。

 あとは普通に一人で下校してたら、全く知らない高学年の男子に遭遇して、知らない人なのだから当然気にせずに歩いてたら、急に近づいてきて何度も何度も蹴られて、泣きながら走って家に逃げ帰ったこともあれば、全く知らない低学年の男子達がなぜか私のことを知っていて、道端ですれ違うと毎回タメ口で舐めた態度を取られて馬鹿にされていた。

 私は低学年にも高学年にも知り合いがいなかったので、マジでどちらも接点がない。ほんと私は、こいつはいじめてもいい人間であるというオーラが出ていたんだろうなと思う。

 小学三〜四年生の時なんて泣かされない日などなかったレベルだ。その度に先生に伝えて叱ってもらうのを繰り返していたのだが、ある時から先生は私の訴えを聞いてくれなくなった。もうめんどくさいと思ったのだろう。今思うと、お前がその場しのぎのお叱りばかりで、ちゃんと再発を防ごうとしねえから繰り返されてるんじゃねーかと思うが、ガキの私は泣き寝入りするしかなかった。

 そんな私だから中二の時もあの三人に標的にされたのだろう。
 彼らは今どうしているのだろう。何をして生きているのだろう。きっと私というゴミのことなどすっかり忘れて、人生を謳歌しているに違いない。

 一方で私はゴミに相応しい惨めな人生を送っている。誰にも見向きもされない不良品。決定的に最低で最悪で愚かで劣悪で、何をやってもダメな人間なんだ。

 彼らのことを呪うことが出来たらどんなにいいだろう。でもそんなのは創作の世界だけの話である。岸辺露伴は動かないの懺悔室のようなことなど起きないのだ。
 そもそも私には彼らに復讐するほどの気力すら持つことができなかった。ただただこれ以上、自分の心が傷つかないよう、心を閉ざして、心を守ることしかできなかった。もしあれ以上傷ついていたら、きっと私は自死を選んでいたことだろう。だから心を守るしかなかったのだ。

 なんだか書いていて辛くなってきた。とはいえ今の私は何とか割り切れているというか吹っ切れているというか……。過去を長い間引きずっているうちに、何とか楽な持ち方が出来るようになった。
 だから自死を考えかねないほどの心的負担はない。死んだら楽になれるんだろうなという考えはなくならないが、死ぬ気は一切ない。いざ楽に死ねるってなっても多分私は死を選ばないだろう。

 だからといってトラウマは一生無くならないし、一度死んだ人格はもう戻ってこない。私はずっと歪んだ性格のまま生きていくしかないのだ。(なんか直近の日記全部この締め方だな)
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