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2026年01月09日06:59

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クルマ0514 自身のために(LANCIA FLAMINIA LORAYMO)

1957〜70年に12633台製造されたランチア・フラミニアは、水冷V6OHC2458または2775ccエンジンを積むかなり大型の高級車です。小さくチープなクルマが好きなボクには大きく豪華過ぎます。

しかし、去る2025年9月28日にイタリア・ピエモンテ州トリノ近郊のレヴィリアスコ・トリネーゼ村で開催された第4回コンコルソ・デレガンツァ・フェスティバルカー(フェスティバルカー・コンクール・デレガンス)に出てきたロレイモというワンオフのフラミニアはいささか興味深いクルマで、イベントのポスターにも使われました。

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このフラミニアは、高名なデザイナーRaymond Loewy(レイモンド・ローウィ)が自身で使うために1960年に特別に作らせました。ロレイモ(LORAYMO)という名称はローウィの苗字+名前の短縮形です(LOewy RAYMOnd)。

フランス生まれのアメリカ人、ローウィの素晴らしいデザインは枚挙に遑がありませんが、すぐに思い付くのは、Coca Cola・タバコのPeace(日本)/LUCKY STRIKE(アメリカ)・SHELL(石油会社)・NABISCO(三角ロゴ)・不二家LOOKチョコレートです。

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また1962年、時のアメリカ大統領JFK(John Fitzgerald Kennedy=ジョン・フィッツジェラルド・ケネディ)専用機エアフォースワン(ボーイング707)のデザインを行ったのも彼です。

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そんな工業デザインの巨匠ローウィがベースにしたランチヤ・フラミニアGTは、ホイールベース2520・全長4460・全幅1720・全高1300mm、車重1250kgのボクシーなクーペでした。

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セダンやリムジンはスチール製でしたが、カロッツェリア・ツーリングがスーパーレッジュッラ工法(細い鋼管でボディフレームを形成し、それにアルミニウム製の軽量なパネルを被せる手法)で架装したGTのボディはアルミニウム製でした。それはアルミ加工を得意としていたカロッツェリア・モットにてフロント・リヤとも大きく変更されました。

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内装にも手が入れられています。

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元のエンジンは水冷V6OHC2458cc(119馬力)でしたが、ナルディのチューニングにより150馬力に引き上げられています。

1960年のパリ自動車ショーに出品された後、ローウィはこのクルマをフランスとアメリカで愛用しました。
現在は、ランチヤ・ブランドを保有しているステランティスN.V.の下にあり、トリノのヘリテージ・ハブ(自動車博物館)に展示されています。
https://levolant.jp/wp-content/uploads/2025/10/251002_lancia_008.jpg

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