オレが「プロデューサー」という存在を初めて意識したのは、やっぱり「ストック・エイトキン・ウォーターマン」(略してSAW)だなあ。
SAWは80年代後半に一世を風靡したイギリスのユーロビート系プロデューサー軍団です。マイク・ストック、マット・エイトキン、ピート・ウォーターマンの3人組。彼らは「PWL」というレーベルを運営して大ヒット曲を連発。世界中のディスコ、ラジオ、テレビを制覇しました。
ちょうどこの時代、オレは高校生でした。SAWサウンドを聴くと、高校の文化祭の後夜祭を思い出します。体育館をディスコにして、彼らがプロデュースしたデッド・オア・アライブ"You Spin Me Round"やバナナラマ"Venus"で皆で踊りました。楽しかったなあ。
キラキラしたデジタルビートとキャッチーなメロディ。オレは打ち込み系の音楽が好きだったから、SAWサウンドはマジでツボ過ぎてどハマリしてました。デッド・オア・アライブ、バナナラマ、リック・アストリー、シニータ、カイリー・ミノーグなど、色々聴いてました。
ただ、アンチも多かったです。本国イギリスでも相当叩かれてたようですし、日本でも「洋楽通」みたい人たちからは嫌われてましたね。「似たような曲ばかり」だの「金儲けのための音楽」だの、クソミソ言われてました。
一方で、ちょうど日本はこの頃バブル時代。当時の浮かれた雰囲気に彼らの曲はよく合ってました。あと、日本ではSAWサウンドはよくアイドルにカバーされてました(長山洋子やWinkなど)。先にアイドルの歌のほうを聴いて、そこから原曲に遡った人も多いのでは?
小室哲哉もSAWサウンドにハマってて、彼らのスタジオを見学したり、「GET WILD '89」の制作をピート・ハモンド(PWLのエンジニア)にお願いしたりしてました。SAWサウンドがJ-POPに与えた影響もかなりデカいと思います!
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