(今年3月にも書いたものを再掲)
死んだお方が国民健康保険に加入している場合、
地方自治体に「葬祭費」を申請できます。
亡くなってかから2年以内に、葬儀の領収書なんかの書類を添えて
申請すると5万円が受け取れます。(東京23区は7万円)
自治体によって「葬儀せず火葬だけ」行った場合、
お金が出る場合と出ない場合があるので、注意してください。
きちんとした葬儀でなくても、「お別れの会」程度でも
案内状などそういう会を行った証拠書類があれば費用が出ることがあります。
死んだお方の身内が生活保護を受けていて葬儀費用がない場合、
「葬祭扶助」の制度を利用できます。
これは葬儀を行う前に地方自治体に相談する必要がありますが、
申請が通れば、葬儀費用は葬儀を行った葬儀社に払い込まれます。
つまり自分の手に金は残らないけど葬儀社に金を払う必要もないわけ。
ただし、葬儀社ときちんと話を付けておかないと、
葬祭費(おおよそ15〜16万円が上限)の範囲を超えたぶんを請求されるので、
注意しましょう。
死んだお方自身が生活保護を受けていた場合、
地方自治体から葬儀扶助を受けることができます。火葬のみです。
火葬場までの行きかえりは葬儀社が行うのでその費用は出ますが、
葬儀社によっては「生活保護葬」を受け付けない場合もあります。
問い合わせが必要です。
火葬場に集まった親族や知人、友人から「香典」が出た場合、
香典は「生活保護法」が定める「収入」に当たりませんので
もらっても問題はありません。
死んだお方が社会保険に加入していた場合、社会保険から葬祭費が出ます。
死んだお方が交通事故死の場合、加害者が葬祭費を払う決まりになっています。
追記;
めんどくさいからと死んだ父親をほっとくと犯罪になります。
刑法190条「死体遺棄罪」
わかりやすく言うと、自分が世話すべき身内の死体を葬儀、
埋葬しないで放置した場合です。3年以下の懲役になります。
身内であってもたとえば遠いところに住んでいて何年も音信不通など
普段はまったくかかわりなく生活している場合には、
地域の市役所などから「一人暮らしのあなたの身内が死んで見つかった」と
連絡があっても「関係ありません。そちらで処理してください」と言うことができます。
死体だけならいいけど、遺産があって相続を、となると
相続権のある親族全員の意見が必要で
もっとめんどくさいことになるんですけどね。
追記2;
阿部サダヲ主演の「アイアムまきもと」という映画があるんですが、
主人公の牧本は地方都市の市役所職員で、身寄りなく亡くなった場合のお世話をしています。
映画自体はイギリスの「お見送りの作法」という映画のリメイクです。
どこの国でも「身寄りがない、わからない」で亡くなる方々がいて、
自治体はその方々の「あとしまつ」に追われているようです。
遺骨はいわゆる「無縁共同墓地」に収めるのですが、
あとから親類が見つかった場合にご遺骨をお返しするために
しばらくは自治体で保管するようで、保管場所と費用も問題になっています。
追記3;
そういえば映画「おくりびと」も主人公の父親(ずっと前に別れて音信不通)が
遠い港町で亡くなったという知らせがあって迎えに行くんだよね。
山崎努が葬儀社の社長なんだが、会社に飾ってあった一番立派な棺桶を
「これ、持ってけ」ってプレゼントする。
素敵だったな。
主人公はもっくん、亡くなった父親は峰岸徹でした。
■男性の遺体を自宅に遺棄したとして37歳男逮捕 遺体は自身の父親(67)か 埼玉県警
(TBS NEWS DIG - 10月14日 18:23)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8515782
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