米先物取引、少なくても今行われている先物取引は「米の予約販売」ではない。
「先物指数取引」といって、現物のやりとりを行わないと決まっている。
「倉庫にある米は全部予約販売ずみ」という状況があるとしたら
それは「米先物指数取引」の結果ではない。
以下は某証券会社のHPから引用。
「大豆」を「米」に置き換えて読んでほしい。
あなたは大豆の価格が下落すると予想し、大豆の先物売り建てを検討しています。
取引条件は以下の通りです。
取引日: 2024年4月1日
満期日(限月): 2024年9月30日
取引対象: 大豆500トン
取引価格: 1トン=5,000円
必要証拠金: 200万円
つまり、大豆500トンの売り建て取引金額は2,500万円(5,000円×500)となります。しかしこの場合は200万円の証拠金を証券会社に預託するだけで売り建てが可能です。
ここで2通りのケースが考えられます。
【ケース1:大豆価格が下落した場合】
満期日の2024年9月30日時点で、大豆の価格が1トン=4,000円に下落していたとします。この場合、売り建て取引価格2,500万円に対し、時価は2,000万円(4,000円×500)となり、500万円の評価益が発生します。つまり、あなたは200万円の証拠金を拠出したことで、500万円の利益を得られたことになります。
【ケース2:大豆価格が上昇した場合】
逆に、満期日の2024年9月30日時点で、大豆の価格が1トン=6,000円に上昇していたとします。この場合、売り建て取引価格2,500万円に対し、時価は3,000万円(6,000円×500)となり、500万円の評価損が出てしまいます。つまり、200万円の証拠金に加え、さらに300万円の追加資金が必要になってしまうリスクがあるのです。
(引用終わり)
つまり「先物指数取引」とは賭け事である。
実際の値段より高く予想すれば「勝ち」だ。
数ヶ月後(3ヶ月とか6ヶ月とかいろいろあるが)の値段を予想し、
決まったその日に「どういう価格でどのくらいの数(量)」を買うかを決める。
このときとりあえず払っておく「拠出金」は実際に買う金額より低い。
決まったその日に自分が決めた金額より商品が値下がりしていれば、
「払った拠出金と値下がりした金額の差額」が利益として懐に入る。
コメや大豆などの商品が来るのではない、お金が入るのだ。
逆に実際の値段が自分の予想より高くなれば、差額を払わなくてはならない。
先物指数取引とはお金の上だけの取引で、
実際の商品は動かさない。
だからコメでも大豆でもいいが、商品をしまっておく倉庫は不要だ。
「コメ先物取引のせいでコメがあっても予約予約で動かせない」とかいうのは
「コメ先物取引」のことではない。予約販売である。
「先物取引が始まったからコメの値段が上がった」というのも大間違いだ。
先物取引の価格は現物価格で動く。
つまりコメや大豆が値上がりしていれば先物取引価格は高くなり、
(投資家が設定した値段より高い現物価格になると投資家が損するから)
値下がりしていれば先物取引価格も下がる。
現物価格が先物取引価格を左右するのであって、逆ではない。
もう一度書く。
「この倉庫にあるコメは全部予約されててあなたには売れません」とかいうのは
コメの予約販売であって先物取引ではない。
追記;
「先物取引」という言葉の印象だけから解釈してるただの間違いなのかな?
それとも誤解させることでJAが大反対してるコメ先物取引の反対論を広げたいの?
いずれにせよ、上記した通り、今現在日本で行われているのは
先物「指数」取引であり「青田買い、販売予約買い占め」ではありません。
堂島取引所の解説を引用します
(以下引用)
コメの先物取引とは、将来の一定の時期に、あらかじめ決められた価格でコメを売買することを約束する取引です。主に「堂島取引所」で「コメ指数先物取引」として行われています。
(引用終わり)
■備蓄米の転売規制を決定=23日施行―政府
(時事通信社 - 06月13日 12:03)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=8349009
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