戦況的には一進一退、ややウクライナが押し気味かと思えるウクライナ状勢ですが、戦況はともかくロシア連邦という国家形態が崩壊しつつあるように感じています。
かの国では、旧東欧諸国がNATO入りして東方拡大した事や、ウクライナもそれを望んだ事を挑発と見なしているよう。
しかしここで注意すべきなのは、旧東欧諸国自身がかの国に対しての警戒感を持ち、安全保証として自ら加入を望んだという事です。
何もNATO軍が旧来の国境を越えて旧東欧を占領した訳ではありません。
気持ち的に、ずっと子分だと思っていた相手が敵の子分になっていたという事に反発を感じとか、その点から戦略的にNATO拡大が失策だったという事に対して理解は出来ます。
しかし、それを侵攻の理由として主張するのは、ジャイアンの論理「お前の物は俺の物、俺の物は俺の物」でしょう。
全く合理的ではありません。
さて
単なるプロパガンダかそれとも本気なのか不明ですが、北海道に対してロシアが権利を有する、或いはウクライナに攻め込む前に日本侵攻も考えていた…
そんな話が以前出ておりました。
仮にそんな事態になったら、どうなってしまうのだろうか?
そう感じる人は少なくないでしょう。
核を含む大量破壊兵器を使われたり、そこまでしなくても東京にミサイルを大量に撃ち込まれたら、「戦争」にはそれで負けてしまうかもしれません。
しかし、「戦争」自体の勝敗はどの時点で手を打つかという事でもあり、彼我の国力を考えれば、前大戦のように破壊し尽くされたり、「戦闘」で圧倒される可能性は極めて低いと思います。
では政府や国会など中枢部をピンポイントで奇襲する?
いや、奇襲自体は成功するかもしれませんが、それで戦争が終わるとは思えません。
すると、ウクライナで行われたように複数拠点にミサイルを撃ち込み、次いで陸軍を突撃させて占領…
有るとしたら、やはりこれになるのでしょうか。
しかし、米軍が参戦するかどうかは不明ながらも、相当の支援をしないとはさすがに考え難い。
であれば、全土を占領なんて事は無く、奇襲で限定的に一部を占領下に置き、親露政権を立てて自陣営に入れるか、或いは中立化というところか。
かの国から見れば比較的リスクが少なく、敷居が低く見えるかもしれません。
この場合、自衛隊の性格上第一撃を防ぐ事は困難であり、ここでどれだけの戦力を残しておく事が出来るか?が鍵となるでしょう。
そして、最初の上陸を防ぐのも困難かもしれません。
しかし、そこまでの事態に至ってしまえば、専守防衛の自衛隊と言えども、躊躇う事無く反撃する筈。
前述のようにどれだけの戦力を残せているかが問題ですが、纏まった陸軍戦力を揚陸させるのは秘密裏にという訳にはいきません。
揚陸艦自体それほど持っている訳ではないですし、大量に徴用船などで仕立ててやって来たとしても、それに気づかずに見落とす事は有りません。
最初の上陸は防げなくても、それ以降の増援や補給はかなりの大部分を阻止出来るのではないでしょうか。
空輸という手段も有りますが、そんな大規模な空輸を続けられるのは米軍くらいでしょう。
そうした面を考えれば早晩奪回は可能と思います。
しかし、かの国にしたところで、こんな方法に勝算を見出すとは考え難い…
ならば、当面このタイプの戦争も先ず無いと思います。
とは言え、かの国単独ではなく、例えばC国が同時に南からといった事が有れば、先のような事も出来るか分かりませんし、戦場となる場所は多大な被害や困難は避けられません。
つまり、こうした状況とさせてはならない!という事です。
世の中考えは色々有りますが、平和憲法が有ればそれで平和が保たれるなどといった事はあまり現実的では言えません。
何しろ、21世紀も1/5が既に過ぎているというのに、今回のような事態が起きている訳です。
手を出したらタダじゃおかないよ…といった「衣の下の鎧」はまだまだ必要な世の中なのでしょう。
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