mixiユーザー(id:1417947)

2023年02月08日19:05

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人魚のミイラ・・・

 既に、多く報道されていますので、ご存知の方も多いかと思いますが、
 岡山県浅口市円珠院と言う寺に伝わる「人魚のミイラ」について、
 倉敷芸術科学大(倉敷市)などは7日、
 CT(コンピューター断層撮影法)などを使い調査した結果、
 魚や綿などで成形した工作品だったと発表しました。
 人魚のミイラは全国に十数体確認されていますが、
 科学的な調査は初めてとの事です。

 ミイラは同市の円珠院に保管され、体長約30cm、
 サルのような頭部に歯や頭髪、両手には爪があり、
 下半身はうろこや尾びれがあります。
 寺に託された経緯は不明との事ですが、
 1903年(明治36年)11月の日付が入った文書が添えられ、
 江戸中期に高知沖の漁網にかかった「奇代乃魚」(世にも珍しい魚)として
 大阪で売られたなどと記されているとの事です。

 倉敷芸術大学では、昨年2月から、生物学や魚類の専門家が共同で調査し、
 その結果、下半身は日本の沿岸部に生息する魚の「ニベ」の一種と判明し、
 ひれとうろこがついた表皮を残して骨や肉を取り除き、布や綿を詰めていました。
 上半身は大半が綿の詰め物で、しっくいや石こうなどで表面を固め、
 フグの皮をかぶせていたとの事です。
 電子顕微鏡で観察すると、頭髪には哺乳類特有のたんぱく質が見えることから、
 動物の毛を貼り付けた可能性が高いとの事です。
 爪は人間やサルなど霊長類のものに似た特徴があることもわかり、
 うろこを年代測定した結果、1800年代後半に作られた可能性が高いとの事です。
 寺の住職は「これからも大切に守りたい」と述べているとも報じられています。

 人魚は、上半身が人間、下半身が魚と言うのが普通ですが、
 世界中に、人魚にまつわる伝承が広まっています。
 日本でも、人魚に類する記述は日本書紀にも載っているそうで、
 それ以来、これまでも多くの文献に載っています。

 人魚の肉を食べて、800歳も生きたとの八百比丘尼の伝説も各地にあります。
 海なし県の栃木県の栃木市西方町にもあり、
 北海道と九州南部を除く全国各地にあるとの事で、
 そうした事が、江戸時代の人々の知識になっていたのではないかと思います。

 江戸時代は、空前の見世物の時代でした。
 見世物小屋は、サーカスと動物園と美術館とお化け屋敷と大道芸を混ぜたような
 老若男女誰もが楽しめる場所だったようです。
 江戸は、浅草奥山や回向院の近くにある両国広小路、
 ほかの大都市でいえば、
 京では四条河原、大坂では道頓堀や難波新地、名古屋では大須などが
 見世物のメッカとして賑わっていました。
 こうした中に、人魚のミイラはもとより、河童のミイラ、鬼のミイラ、龍のミイラなど
 様々なミイラが登場していて、ミイラづくりの専門職人もいたようです。

 岡山県の人魚のミイラ、作者などの探求はしなかったようですが、
 あるいは、こうした見世物が流れて来たものなのかも知れないなぁと思いました。


【今日の一句】
 腰痛め 頑張り過ぎかと 湿布貼る


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