mixiユーザー(id:1850594)

2020年02月28日00:38

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「永遠のソール・ライター」

絶対、混んでそうなので、行くのをためらっていたが、会期は3月8日までなので、行った。Bunkamuraザ・ミュージアム。思っていたほどではなかったが、それでも結構、混んでいた。
ソール・ライターは、ニューヨークで第1線のファッション・カメラマンと活躍したのち、1980年代に、商業写真から手を引き、瞬く間に、無名の存在になった。再び、脚光を浴びたのは、2006年のことで、すでに、83歳になっていた。
彼の写真は、その大半が、ニューヨークの街頭で撮った風景(と、その一部としての人物)写真。奇をてらったところも、まったくなく、際立った革新性もなく、淡々と、一見、無造作に撮影したかに見える、それらの写真には、しかし、独自の叙情がある。それが、ソール・ライターの魅力。とにかく、2013年、89歳で死去するまで、膨大な数の写真を、ただただ、撮り続け、しかも、その大半は未整理だという。
2017年に回顧展が、同じBunkamuraザ・ミュージアムで開催されると、大評判になり、わずか2年後に、早くも、新回顧展が開催されることになった。ソール・ライターの生き方を描いた映画が公開されるなど、スッカリ、時の人となった感がある。
今回の新回顧展では、最愛の妹デボラや、40年以上、一緒に暮らしたパートナーであるソームズをモデルにした人物写真や、ソールが描いた絵なども、メインのストリート写真と共に、公開されている。名誉欲などとは無縁に、質素で、無欲な日常生活を、89歳まで全うし、今も、世界でファンを増やし続けている。うらやましい、人生だ。
観て、図録を買い、1階のカフェで1時間ほど休んでから、ジュンク堂を覗いて、帰宅の途へ。

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