題名はラテン語で「宇宙(星の世界)へ向かう」という意味。
見終わって「これは2001年宇宙の旅、だな」と思った。
いい映画はリメイクしてみたいけど、2001年はあまりにも有名なので無理。
だから後半の木星探査から映画最後までを監督さんのジェームズ・クレイはやってみた。
…と思う。
実際映画の後半で、ブラピが父親の30年かけた研究内容をコピーするシーン。
壁全体が引き出しみたいになっているコンピューター中枢の風景がそっくり。
暗い宇宙で宇宙船が白く輝くシーンもトリビュートだろう。
(それにしても2001年の時代はCGないのにあの映像、すごいですね)
(ダグラス・トランブルという有名な撮影監督の特殊効果!)
でも何より、あまりにも広い宇宙空間にたったひとり、
自分の頭の中の思考まで吸い取られそうな無限の闇と沈黙、
その中であまりの孤独に幻影を見る、という流れが
もうなんか、みもだえするほど「2001年」でした。
ただし、最後に地球に帰れて会いたい人に会える2001年ね。
ブラピがこういう思考系の演技がさまになるようになったのね、と思うと感動。
これまでも思考というか、悩む役柄はたくさんやっているんですよ。
たとえば「インタビューウィズバンパイア」とか。
でもねー、あれだけハンサムだとね、悩みがあると言われても嘘っぽい。
外見でそういう役が難しいという気の毒さがありました。
今回、年とったこともあって顔が太くなりややこまわりくん化して
(でも宇宙船廊下を歩くシーンとかで、明らかに周囲の俳優さんより背が高く顔小さい)
いつもの大きな笑いじわでなく、乾燥した皮ふにこじわの多い疲れ顔で、
わざと無精ひげ顔全体に生やして、その顔をアップを多用して
「自分の意志と能力だけではどうにもならないこと」を考え続ける役柄をうまく演じてた。
登場人物名前だけ見ると、「スペースカウボーイ」だ!と思うんですけどね。
だってトミー・リー・ジョーンズとドナルド・サザーランドなんだもん。
チーム・ダイダロスもふたりになっちゃったのね、って感じ。
パンフレット見るとドナルド・サザーランド(老けたけどハンサムなのはわかる)の経歴には
スペースカウボーイ書いてあるんだけど、トミーのには書いてない。なんで?
ブラピの恋人役でリブ・タイラーが出ています。
ワシがこの前見たのは「指輪」シリーズのエルフのお姫様だからずいぶん前。
ゆえにこのお方も「年取った」感じでしたけど、
明るいところで顔はっきりのシーンがあまりなく、陰影で見せているので
昔ながらのつるんとした細面の美人に見えますよ。
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