先日、書店でこんな本を見つけ、思わず買ってみました。
今までにもこの地域批評シリーズであちこち出ているの知っていましたし、幾つかは覗いておりました。
「道路事情が悪い」というのは実にそのとおり。
衛星都市の性格上、東西方向は比較的充実していますが(あくまで「比較的」)、それは市南部だけであり、そこに出るまでが大変な場所ばかりです。
人とクルマは非常に多いにも拘わらず、主要道でも余裕が無い2車線なのが殆どです。
都心に近いながらも住宅や土地は比較的安価である事や、子育ての有利さ(施設の数など)からか、先だって「買って住みたい町」一位に輝いたらしい船橋。
ここで言う「船橋」とは、「船橋市」の事ではなく、船橋駅周辺を指すものと思いますが、新船橋などを筆頭に新たな町の開発が進んでおり、日本の人口が減る中でも、当面船橋市の人口は増えていくでしょう。
船橋市は、例えば千葉市やさいたま市、相模原市などと比較して、63万人超という人口の割に面積はかなり狭いのですが、市内に利用されていない土地はまだまだ有ります。
その意味では、そうした土地の開発さえ出来れば、100万人突破も不可能ではないかもしれません。
しかし、船橋に移転してくる人の大半は都内通勤を考えての方でしょう。
鉄道網が充実していると言われる船橋市ですが、通勤時間帯に関する限り、現状でもかなりいっぱいいっぱいです。
線増や新線など、大規模な輸送改善が行われない限り、電車通勤の方を増やせる余地は少なそうです。
まして、これから開発するとすれば、鉄道駅から離れた場所が増えると思われます。
すると、バスが必須となりますが、前述のとおり船橋市の道路事情は極めて悪いです。
東京へ向かう京葉道路、東関東道、R357はまだしも、R14は狭狭だし、そもそもそれらに向かう道が歩道もロクに無い2車線道ばかり。
そのくせ小道が多く、あちこちからクルマが出てきますし、信号も多い。
バスで拠点駅へ出て、そこから電車通勤というのは、かなり大変な事でしょう。
と言って、おそらく都内通勤圏の人口はまだ増えるでしょうから、どこかしら開発していかねばならないのも道理…
もっと早い時期に道路整備を進めていれば…
しかし、江戸川を渡る橋が少ないので、市内だけ整備したところで、渋滞は避けられないかもしれません。
一番良いのは、2000年の運輸政策審議会答申第18号に盛り込まれた総武線京葉線接続新線を早期に建設する事でしょうか。
2015年(平成27年)度までの整備着手が適当とされていましたが、今のところその気配は無し。
ならば、新京成や東武野田線を京葉線駅まで延ばせられれば、かなり効果が有るのでは?と思いますが…
それと、既存の京成本線は、もっと有効活用すべき。
首都圏の大手民鉄でこんなに遅いのって、京成だけでは?と思います。
待避線有る駅が少な過ぎるのでしょう。
市内の住宅開発を行わないならそれでも良いですが、住宅開発をするなら、交通網の整備はしっかりして貰わねばなりません。
それらとは別に、権限が増える政令指定都市を目指すべきというというのは賛成です。
それが市内の整備にどれくらいのメリットとなるのか分かりませんが…
現在、政令指定都市になる用件とされる70万(昔は100万だったような…)はさほど難しい数字ではないかもしれません。
しかし、前述の理由により、一時検討された隣接市との合併の方が良いと思います。
船橋市民歴半世紀ですし、船橋には愛着有りますから、もっと良い街となって欲しいので、ついアレコレ考えてしまいます。
さてさて
それは良いのですが、この本。
誤字が多いとかはまだ目を瞑るとして、津田沼に関する記述で、駅南口(ここは習志野市ですが)は「近年千葉工大によって大きく街並みや雰囲気が変わった」といった事が書かれています。
確かに千葉工大キャンパスは駅南口至近に有りますし、この10年くらいで高層の新館が出来たり、見た目は変わりました。
しかし、それは主にキャンパス内の事であり、近年開発が行われて街並みが大きく変わったのは、南口西側の「奏の森地区」でしょう。
ちょっと前まで、駅から数分の場所であるのに、農地が広がっておりました。
それが新しい街並みが出来上がり、今は全く別の場所のよう。
本当に、ちゃんと取材して書いたのか?という印象です。
ま…この手の本を、あまり真に受けてはいけないのかもしれませんが(><*)ノ~~~~~
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