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2017年07月15日07:59

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「没後40年 幻の画家 不染鉄」展

昨日、所用があって、東京駅まで行ったので、ついでに、東京ステーションギャラリーで開催中の「没後40年 幻の画家 不染鉄」展へ行った。
不染鉄は、京都市立絵画専門学校(現京都市立芸術大学)を主席で卒業し、帝展に何度も入選するなど、その実力の片鱗を示しながらも、画壇という権威から離れ、奈良に居住し、悠々自適に絵を描き続けてきた日本画家。そのため、これまで美術館で開催された回顧展はたった1度だけという、そういう意味での「幻の画家」。全国区ではなかったかもしれないが、地元ではそれなりに知られ、弟子までいたので、決して、無名の画家・・というわけではない。それでも、東京での回顧展は、これが初めてであるという。
NHkの「日曜美術館」で取り上げられたこともあって、ソコソコの入り。不染の絵は、富士山や海などの自然や、奈良の風景などを描いたものが多く、元来、私があまり関心を抱くようなものではないが、それでも、代表作といわれる「山海図絵 伊豆の追憶」では、富士の前に太平洋を、そして、富士の背後には、雪に埋もれる寒村と日本海を描くなど、実際に観た光景というよりは、不染の心象風景・・とでもいうべき作品が多い。
町の光景の背後に、不自然な大きさでそびえ立つ「廃船」や、ゴツゴツとした岩山の孤島と荒れる波、そして、波間に見え隠れする一艘の帆船を描いた「南海之図」、巨木とその下の石仏を描いた「いちょう」等々、強烈に心に残る作品も・・。
観終わってみれば、結構、はまっていたので、好き嫌いを先行させるのは、いけないなぁ・・と。ただ、昨日は所持金が少なく、図録を買えず、残念。まぁ、会期は8月27日までなので、それまでに、もう1度行けるかも???



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