世間の流行りはよく分かりませんが、レキジョなんて言葉が有るくらいですから、近年は歴史ブームなのでしょうか。
流行るのは良いのですが、こうした「歴史」で取り上げられるのが、戦国時代と幕末ばかりというのが、以前から不満でした。
NHKの大河ドラマも、この二つの時代が大半で、それ以外の時代と言うと、最後は2014年の「平清盛」です。
視聴率の為には、激動の時代でお馴染みの主人公の方が、面白い話が書き易いとだろうとは思います。
反面、全て史実だと思う人もいるくらい日本人の歴史感の元となっている大河ドラマが、この二つの時代ばかりで良いのか?とも…
視聴率が悪ければ、それは題材がどうこうよりも脚本がつまらないという事でしょう。
そもそも、特に興味無くても、なんとなくNHK視ているという層も多い筈ですし、スポンサーの意向に関係無く、方送料を強制徴収しているのですから、極端な低視聴率ならともかく、ちょっとしたレベルであれば、社内の評価など、しょせん制作者の自己満足レベルでしょう。
そんな事より、色々な時代をまんべんなく網羅し、良質な番組にして欲しいものです。
話は逸れましたが、書店の歴史書コーナーを覗いても、毎年大河ドラマ絡みの題材が目につきます。
ところが、最近は風向きが変わったのか、応仁の乱の本を急に見かけるようになりました。
応仁の乱とは、足利幕府内の権力闘争が拡大して、京を舞台に10年ほど続いた争いです。
西日本を中心に多くの守護大名が軍を率いて京で戦い、領国を長らく不在にした結果、国を預かっていた守護代にとって代わられる…いわゆる下剋上の流れを生み、後の戦国時代のきっかけとなった事件と言えるでしょう。
この後も、将軍がいて管領が支えるという形だけは続いていましたが、管領が将軍の首をすげ替えたり、更に管領の細川氏も、配下の筈の三好氏に追われる始末…
この頃、関東では一足早く下剋上の時代となっており、後の戦国時代に負けず劣らず、全国的な激動の時代となっています。
しかし、戦国時代に比べると、印象は地味。
地味な要因が何かと考えてみると、戦国大名が実力でその土地を支配しているのに対し、守護大名は基本的に任命されるもの。
そして、一族が複数の国の守護となる事も有り、同じ姓の登場人物が多く紛らわしい。
そして敵味方関係もややこしく、将軍家督問題で対立する本人である筈の、足利義尚と足利義視が乱の前期に共に東軍にいたという不思議さ(義視は後に脱走して西軍へ)。
なんだか面倒くさそうな時代だな…という印象を受けるのも無理からぬ事かもしれません。
そんな戦国以前の歴史ですが、これをきっかけにもっと広く知られるようになって欲しいものです。
更に、やはり激動の時代である鎌倉幕府末期から南北朝の時代(いわゆる太平記の時代)も、このように軽く読める本が出て、興味を持つ人が増えると良いですが…
北畠顕家を主人公にすれば、大河ドラマにしても面白いのではないでしょうか。
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