「ラテンアメリカ探訪」の前身は、「メキシコ学勉強会」であるが、しかし、ことメキシコ1国に限定しても、もう12年くらいやっているが、メキシコという国を知る上では、絶対、取り上げるべきなのに、取り上げたことが1度もないというか、取り上げたくとも、取り上げることが出来なかったテーマは、まだまだ、多い。
そのひとつが、メキシコの教会美術だった。以前、このテーマでは、ある方に是非、話していただきたいと思ったが、その方と私ども(私および他の世話人)との接点がまったくなく、お願いのしようがなかった。
というのも、「メキシコ学勉強会」は、毎回、たった400円の入場料しか、参加者から徴収しておらず、また、その参加者も、平均して15人前後、ひどい時には5、6人という状態であったので、千代田区和泉橋区民館の使用料を払うと、発題者の方に往復の交通費をお支払いするのがやっとで、それすら払えず、払うと持ち出しになることがほとんどであった・・からである。
もちろん、参加者から徴収する入場料を、他の講座やイベント並に、1000円とか、1500円にするとか、あるいは、発題を、極力、多くの参加者が見込まれそうなテーマに絞るとか、そういう手もあったのだが、それは絶対に、やりたくなかった。故に、往復の交通費程度で、お話して下さる方というと、結局のところ、知り合いとか、知り合いの知り合いとかを、頼らざるを得なかったのだ。まったく一面識もない方に、講演料はお出し出来ませんが、話していただけますか???と、お願いすることは、いくら何でも、出来なかったのだ。
5月の「ラテンアメリカ探訪」にお呼びする、写真家の阿部修二さんとも、もちろん、面識はなかったのだが、たまたま、私が阿部さんの著書の愛読者で、たまたま、その阿部さんとメールをやり取りする機会があったので、非礼を顧みずお願いしてみたところ、幸い、快諾していただけた。そんなことで、5月の「ラテンアメリカ探訪」は、会発足以来初めての、メキシコの教会美術をテーマにしたお話となる。皆さん、是非是非、ご参加下さい。
「ラテンアメリカ探訪」は、そうした多くの皆さんの、尊いご厚意に、ただただ支えられて、回を重ねているのです。
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