第135回ラテンアメリカ探訪(旧メキシコ学勉強会)のお知らせ
「<元青年海外協力隊員の視点から読む『星の王子さま』:西サハラの王子さまとエルサルバドルの薔薇の実像>」
フランスの飛行士作家アントワーヌ・サン=テグジュペリは1944年7月31日、コルシカ島の米連合軍空軍ボルゴ基地からフランスのグルノーブル地方への偵察飛行に飛び立ったまま、行方不明となり、「自ら空の星になった」とされてきた。
1998年、地中海マルセイユ沖で操業していた漁師の網から、作家の妻コンスエロの名が刻まれた銀の腕輪が発見され、サン=テグジュペリと共に行方不明となった飛行機の残骸を追跡してきたハンターたちが色めき立ち、その指輪が発見された海域を調べてきたダイバーが2000年5月、遂にサン=テグジュペリが最後に搭乗した米ロッキード社製P−38ライトニング偵察機と思しき残骸を発見するが、作家の遺族委員会からの猛攻な反対により、フランス政府が飛行機の残骸調査及び引き揚げの許可出さず、また漁師が発見した銀の腕輪も遺族委員会が偽物だとして没収した。
サン=テグジュペリ遺族委員会は作家の姉シモーヌと作家のパトロンだった大金持ちのネリー・ド・ボギュ夫人によって運営され、作家未亡人のエルサルバドル人の妻コンスエロについては、十字軍の時代からのフランス貴族の家系を汚す悪妻として彼女の存在を作家の伝記中から抹消してきた。
しかしダイバーたちから次々と指輪発見海域から飛行機の残骸を見たとの報告が寄せられ、遂に調査許可が下り、2004年、約60年ぶりに飛行機のエンジン部分の残骸のナンバーからサン=ゲグジュペリが乗っていた飛行機であると確認、承認されるに至った。
このことから、作家が最後まで身に着けていた銀の腕輪に刻まれていた作家の妻コンスエロ・スンシンについても再認識されることとなり、作家サン=テグジュペリと『星の王子さま』のモデルとなった妻コンスエロの隠されてきた実相とが明らかにされる。
戦中ずっと親独政権のフィリップ・ペタン元帥のヴィシー政権側につき、ド・ゴール将軍のレジスタンス運動と対立してきた作家の行動、友人関係、戦時の時代等について、またエルサルバドル生まれの妻コンスエロが辿った数奇な人生を紹介すると共に、作家との思想的確執や夫婦愛について、エルサルバドルやフランス、二人が出会ったアルゼンチンのブエノス・アイレス等の写真を介し、『星の王子さま』と緒作品の舞台について、永年私が調べてきたことを発表し、解説する予定。
日時=2015年12月14日(月)午後7〜9時
会場=千代田区和泉橋区民館洋室D
JR秋葉原駅昭和通り口下車、駅前の昭和通りを岩本町方向に歩き、最初の信号を渡って右折。書泉ブックタワー隣り。駅から徒歩3分くらいの距離。書泉の大きなビルを目指せば、すぐわかります。
発題=安藤二葉(版画家)
会場費=400円
お問い合わせ等は、
土方美雄 hijikata@kt.rim.or.jp
http://ameblo.jp/hijikata/
まで
ラテンアメリカ探訪HP
http://latinestudiar.web.fc2.com/
ログインしてコメントを確認・投稿する