淡い、乳白色の色彩の、少女像や女性像・・これぞ、まさに、エコール・ド・パリの極みという感じの、最盛期のパスキンの油彩画の数々。でも、パスキンにとって、その最盛期は、彼自身にとって、「晩年」でもあった。
ブルガリア生まれのユダヤ人であったパスキンは、パリでメキメキ、頭角を現し、その後、ニューヨークに移住、晩年は再び、パリに戻った。「晩年」とはいっても、享年はわずか、45歳。アルコールや麻薬、セックスにおぼれる、荒れた生活の末の自死であった。
まさに、エコール・ド・パリの貴公子、画壇でも高い評価を得、決して、恵まれない人生ではなかったハズのパスキン。でも、その絵には、哀愁や憂鬱、皮肉に絶望等々が、色濃く、漂っている。そうした不幸が、いわばパスキンの「ウリ」なのだ。幸せな人生は、モディリアーニ同様、パスキンには、似合わないといったら、いい過ぎだろうか・・。
「パスキン展」、新橋のパナソニック汐留ミュージアムにて、3月29日まで開催中。全国巡回後のラストだから、これが最後のチャンス。ご興味おありの方は、是非是非。
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