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2026年10月25日11:46

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誤嚥を防ぐ

高田 裕子

【誤嚥を防ぐ・・・その� �
高齢者の介護や医療の現場でいま本当に多くの方に起きている「ある重要なこと」について、お話しさせてください。
私の母は、看取りのための病院に入り、末梢血管からの点滴が入らなくなったことで点滴を外しました。
するとそこから奇跡的なV字回復を果たし、自力で食べたり会話ができるまでになったのです。
現在は医学的な治療や処置が何も必要なくなり、病院の90日ルールに沿って「次の施設」へ移る準備を進めている段階です。

そんな中、一つ感じていることがあります。
母は夜間にせん妄で『おーい、おーい』『おおたかの森』『大鳥』あと私の名前を大声で叫ぶことがあったため、他の方への配慮から夕方18時に睡眠薬(眠剤)を服用させられるようになりました。
病院という集団生活の場での安全管理やスタッフの皆さんのご苦労を思うと、やむを得ない処置であり、日々のお世話には本当に感謝しかありません。
ですが、
決められた面会時間にいくと、(日中の15時〜16時)まだまだ傾眠傾向(強い眠気)の中にいて、頭がボーッとし、認知症が進んだかのように見える日が増えていました。

そこで、ふと気づいたのです!!!
高齢者の大きな死亡原因である「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」飲み込む力(嚥下機能)が落ちる理由は様々ですが実は「声を出す機会が減ること」、そして「薬の影響で日中も意識がボーッとしてしまうこと」が、とても大きな要因になっているのではないかということです。
声を出す時に使う喉の筋肉は、食べ物を飲み込む時に気管へ入らないよう蓋をする筋肉と全く同じです。
そこへ薬の影響が日中まで残ってしまうと、脳の覚醒が鈍くなり、喉の反射や筋力が緩んで誤嚥のリスクが高まってしまいます。

「安全のための処置」が、巡り巡って「食べる力や生きる力」を奪ってしまうかもしれないという現場のジレンマ……。
だからこそ私は、これから新しい施設へ移るタイミングに向けて、「母が日中すっきり目覚め、安全に口から食事を続けられるように」徐々に眠剤を減薬するか、やめていただく方向で病院側と『感じよく』お願いするような形で、温かい交渉・相談を進めていくことにしました。
医療の現場に感謝とリスペクトを持ちながらも、家族として守りたい一線や「生きる力」に寄り添うこと。
介護現場やご家族のケアで同じような悩みを抱えていらっしゃる方の、何かひとつの気づきやヒントになれば幸いです。
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