後半はシューマンの交響曲第4番ニ短調Op.120。
近年の私は、以前よりシューマンに関心を寄せている。
きっかけは知り合いのピアニストがシューマンの室内楽の
シリーズを催した事。ルイージさんも「シューマンと
言えばピアノ曲や室内楽が評価されて交響曲に光が
当たっていない。」と言う。実際シューマンの管弦楽
作品の演奏機会はピアノ協奏曲を除くと、さほど多くはない。
その点で先日のアマービレフィルハーモニー管弦楽団第25回定期演奏会のオールシューマンプログラムは
画期的であった。閑話休題。
交響曲第4番は第1番に続いて作曲された。しかし出版が
見送られて1851年に改訂を経て出版されている。
様々な理由がある。実は妻クララに宛てた誕生日
プレゼントとして作曲された。当初は交響曲ではなく
交響的幻想曲としていた。交響曲は一般的に4楽章構成で
楽章間に区切りがあるものであったが、本曲は最初から
最後まで続けて演奏される。ベートーヴェンの楽譜を
隅々まで読んでいたシューマンは「運命」や「田園」が
楽章間を続けて演奏される事を知り、全曲続けて、と
云う発想になったに違いない。「運命」には運命の動機が
出て来るが、本曲には循環主題が出て来る。
「ウェーバーとメンデルスゾーンが扉を開いたドイツ
ロマン派を、シューマンが大きくした。」
なるほどマエストロの、そういう認識がベースにあったか。
ログインしてコメントを確認・投稿する