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2026年10月09日07:03

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クルマ0553 照明器具からクルマへ(BUCHET)

1888年、28歳のÉlie-Victor Buchet(エリー=ヴィクトル・ビュシェ)は、パリ近郊のLevallois-Perret(ルヴァロワ=ペレ)に照明器具製造会社Société Buchet(ソシエテ・ビュシェ)を設立しました。同社は1899年にバイク用の汎用空冷エンジンの製造を開始しています。

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創業者のビュシェは1902年10月に急逝しますが会社は存続し、1911年に彼の苗字を冠したクルマの生産を開始しています。最初のモデルは水冷直列4気筒SV2200ccエンジン(20馬力)を搭載するタイプAでした。

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1914年、ビュシェの代表車種となるタイプCがデビューしています。
フロントに縦置きされ、4段ギヤボックスを介してリヤを駆動する自社製のエンジンは、水冷直列4気筒1551ccで、スポーティな味付けがされたC1がOHV、ファミリー向けのC2はSV(サイドバルブ)でした。

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この頃の垢抜けた素晴らしいデザインのポスターです。さすがフランス車!

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レストア中のブシェです。1920年代前半のモデルですね(モデル名は不明)。

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梯子型シャシーには、前後ともリジッドのアクスルがリーフスプリングで支えられていました。極めて常識的です。

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フロントに縦置きされる水冷直列4気筒SV(サイドバルブ)エンジン。

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1919年、実業家Gaston Sailly(ガストン・サイリー)に買収された同社は社名をGaston Sailly, Moteurs et Automobiles Buchet(ガストン・サイリー、エンジンとクルマ ビュシェ)に変更し、製造現場をBoulogne-Billancourt(ブローニュ=ビヤンクール)に移転しています。

その後は多様なモデルをデビューさせましたが、知名度がない同社の生産台数は多くはありませんでした。そのため売上を確保するためには高価格帯のモデルへの移行が避けられなくなり、1928年に直列6気筒SV1737cc(60馬力)を搭載するブシェ6をデビューさせます。
しかし、結果的に開発コストの回収ができず商業的には失敗に終わりました。
さらに、シトロエンやプジョーなどの大手自動車メーカーほどの体力がないビュシェは1929年10月から始まった世界大恐慌を乗り越えることができず、1930年に廃業に追い込まれました。
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