夏休みも終わり、先日久しぶりにエレベーターで、野球少年に出会った。
真っ黒に日焼けし、ブロンズ像のように日焼けをしていた。
背中にはリュックサックに、野球グッズが目一杯入っているようだった。
そばには優しい美人のお婆ちゃんが居た。
「真っ黒に日焼けされてますね」
「はい、野球をしているもんですから」と、お婆ちゃんが誇らしげに、孫を見つめながらお話しされていた。
体の割には大きなリュック。
大切な野球の道具が沢山入っているのだろう。
幸せだな
いや本当に、幸せなのかな?とも思った。
経済的に許されるなら、なんとか手に入る昨今、それが当たり前になってしまうと、両親にそれを感謝できているのだろうか。
中にはそれが、満たされない子供達だって多く居る訳で、そのあまりにも違う格差に嘆く事だろう。
昔の子供達は、運動をするにも音楽を勤しむにも、その道具を買う事さえ困難だった
映画『瀬戸内少年野球団』を観て、その実態は明らかになる事だろう。
私はスポーツをしたくても、まず自費で用具などが必要になる事を感じ、親の日々の生活の困窮度を知る子供だったので、何かをしたい!とか、ナンタラスポーツをしたい!とも言えなかった。
スポーツは大好きだったが、小中学ともに運動部には入っていなかった。
体が大きいので、どこに行っても、いまだに「何か、スポーツをされていたのですか?」と同じような質問を受ける。
面倒なので、「はい、クラス対抗ではバレーボールで選抜され、前衛に居ました」と言ってのける
だからなのか、スポーツに青春をかけられる若い人達が羨ましくてしょうがない。若い頃は、妬ましもあり、よくぞ間違った道に進まなかったと自負はしている(爆)
甲子園の球児達を見る度に、経済的にも、両親はじめ周囲の応援や援助がなければ続けられないだろう、と嫉妬心に似た思いをしながら成長して来てしまった。
日焼けした少年、しばらくぶりに会うと背丈が伸びていた。
成長と共に、好きなスポーツを興じられる環境に心から感謝し、伸び伸びと成長していただきたいと願う、近所のおばぁちゃんの愚痴なのであった。
ログインしてコメントを確認・投稿する