中国では近年、不動産市場の低迷や株価の先行き不安から、個人投資家の間で「安全資産」としての金(ゴールド)への投資が急激に過熱しました。銀行による金の自動買取機(黄金ATM)の登場や買取サービスの普及が進む一方で、金価格の急騰・急落に伴い、精巧な偽物(タングステンや銅に金メッキを施したもの)を使った詐欺や、流通ルートの不透明さが社会問題となっています。
中国建設銀行などの大手国有銀行が「本物」として販売した、封印(ケース)付きの金のインゴットを、購入者が貴金属店へ持ち込んで鑑定したところ、中身が純金ではなく「金メッキを施した銅」であったという事例が報告されています。
過去にもあった「偽金塊」の大規模事件
中国の金融・貴金属業界では、過去にも大規模な偽金塊詐欺が発覚しています。
武漢金凰珠宝事件(2020年):米ナスダック市場に上場していた中国の宝飾品メーカー「武漢金凰珠宝」が、金融機関から巨額の融資を受ける際の担保として、「金メッキを施した銅」など計83トンもの偽造金地金を差し入れていたことが発覚し、国家的な大スキャンダルとなりました。この際も多くの金融機関(信託会社や銀行など)が被害に遭いました。
“純金金貨”購入→中身は銅と鉄 田中貴金属やミキモトかたる偽サイトに注意 消費者庁
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=8934240
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