女性監督として初めてアカデミー監督賞を受賞した「ハート・ロッカー」や、アカデミー賞5部門にノミネートされた「ゼロ・ダーク・サーティ」で知られるキャスリン・ビグローが手がけたポリティカルスリラー。
ごくありふれた一日になるはずだったある日、出所不明の一発のミサイルが突然アメリカに向けて発射される。アメリカに壊滅的な打撃を与える可能性を秘めたそのミサイルは、誰が仕組み、どこから放たれたのか。ホワイトハウスをはじめとした米国政府は混乱に陥り、タイムリミットが迫る中で、どのように対処すべきか議論が巻き起こる。
「デトロイト」以来8年ぶりとなるキャスリン・ビグロー監督作。イドリス・エルバ、レベッカ・ファーガソンを筆頭に、ガブリエル・バッソ、ジャレッド・ハリス、トレイシー・レッツ、アンソニー・ラモス、モーゼス・イングラム、ジョナ・ハウアー=キング、グレタ・リー、ジェイソン・クラークら豪華キャストが集結した。脚本は「ジャッキー ファーストレディ 最後の使命」やNetflixドラマ「ゼロデイ」を手がけたノア・オッペンハイム。撮影は「ハート・ロッカー」「デトロイト」のバリー・アクロイド、音楽は「西部戦線異常なし」「教皇選挙」のフォルカー・ベルテルマンが担当。2025年・第82回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。Netflixで2025年10月24日から配信。それに先立つ10月10日から一部劇場で公開。(映画.comより)
<2025年10月12日 劇場鑑賞>
Netflixで配信される1週間前にちらっと劇場公開されるパターンの作品。ちょうど和歌山で見やすい時間に上映されていたので鑑賞。しかしながら、かなり前だということもあって、正直ほとんど記憶にありませんでした。自分でも不思議なくらい覚えてないのです。いろいろネタバレ感想を読んで、自分なりに「結論のない映画だったから」ではないかと思っています。
正体不明、どこの国が発射したのかもわからないICBMがアメリカに向かっていることが判明します。察知したころには、もうそこまで来ていて、到達まで18分しかありません。コンピューターでは「都市部を直撃すれば数百万人規模の人々が死ぬ」とも解析されます。誰だ!ロシアか、北朝鮮か。可能性はどの国にもあるわけです。報復するにも相手がわからない。
迎撃ミサイルを発射するも失敗。ICBMの目的地はシカゴと断定されました。もう時間もない、とにかく逃げるしかない。政府高官の自給自足核シェルターへの避難が始まります。バスケットボールのイベントに参加していた大統領も避難を始めます。しかし、大統領はこれからどうするのか、国民になにか表明するのか、あるいは相手が明確にわからないまま、核攻撃の許可を出すのか。重い判断が両肩にのしかかります。
個人個人の背景も描写されます。大統領はアフリカ旅行中の妻と電話がうまくつながらない。国防長官は、シカゴに住んでいる(疎遠だった)娘と連絡が取れず絶望します。報復すべきかどうかで激しく対立するシチュエーションルームの面々も。とにかくリアルな描写が続いた後、
<ここからネタバレ>
突如画面はブラックアウト。大統領がボタンを押したのかどうかさえ分からず、ましてや敵国がどこだったのかも、なにもわからないまま、ジ・エンド。え?
<ネタバレ終わり>
私が覚えてなかった理由はここにあると推察します。そんな国家緊急事態なんて肌で感じることできないし、監督がいくら「観客には安心して帰途に就くのではなく、深く考察してほしい」と欲したにしても、そんなこと知らんし(笑)。キャサリン・ビグロー監督は大好きな監督ですし、過去作も好きなのですが、今回だけはごめんなさい。合わなかったようです。浅い人間でごめんなさい。
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