mixiユーザー(id:8729247)

2026年06月10日08:42

83 view

抗体製剤とは

新型コロナのときもあったんじゃないかな。
トランプさんが打ったと思う。
新型コロナ患者の血清からつくった抗体だったと記憶している。

とある感染性疾患にり患すると、自分の体内の免疫機構が働いて
感染性疾患の抗原(ウイルスとか細菌とか)に対する抗体を作る。
感染して熱が上がったり発疹ができたりしているんだが、
この抗体が一定以上の抗原増殖を防ぐので、体内の抗原が退治され、
ある程度悪化したところで治っていく。
いったん免疫機構が抗原を記憶すると、その次に同じ抗原侵入があったとき
即座に抗体産生して抗原を退治するので、抗原は増殖せず症状が出ない。
つまり「一度かかった病気にはかからない」ことになる。

ワクチンとは、体に害がないくらい薄めた抗原もしくは
抗原の一部分を投与して抗体を作らせる。
つまり「ひどい症状にならずにある疾患への免疫ができる」ことになる。

はしかでも風疹でもいいが、実際に感染したほうが
抗体産生力は強く、長く続く。一生免疫もありえる。
これに対してワクチンによる免疫は弱め、効果持続も短めであるが、
実際に病気にかかると運が悪いときは後遺症が残る、死ぬこともある。
「かかって強力抗体獲得かワクチンでとりあえず重症化を防ぐか」という
一種の賭けである。

今回話題になったRSウイルスの抗体薬はワクチンの一種。
抗原を体内に入れることなくいきなり免疫力を付ける。
赤ん坊のRSウイルス感染は重症化すると死因にもなるが、薬がない。
これは「体内に入ったRSウイルスを殺す薬」がない、という意味。
熱を下げ咳をなるべく止め、栄養は点滴で補って、
とにかく「赤ん坊の免疫力」が体内でRSウイルスを殺すのを待つ、わけだが、
この抗体薬を使えば、一定以上の重症化を防ぐことができる可能性が非常に高い。

今年4月から母体へのRSワクチン投与に補助金が出るようになった。
大人のRS感染は「いわゆる風邪」で1年以内に免疫がなくなるので、
母体のRS感染予防にはほとんど寄与しないが、
母体内で作られた抗体が赤ん坊に移行するので、
赤ん坊は生まれた瞬間からRS抗体を持つことになる。
とっても安心。

ただし、何等かの事情で母体RSワクチンが行われなかった場合には、
赤ん坊にこの抗体薬を使うことで、重症化を防ぐことができる。

大人は対象じゃありませんよ。


■予防接種、抗体製剤も使用可に=RSウイルス想定、改正案閣議決定―政府
(時事通信社 - 06月09日 10:02)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=8819734
5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2026年06月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る