山口周『コンテキスト・リーダーシップ 「最高の上司」と「最悪の上司」は文脈で決まる』を読んでいる。
任せる上司と丸投げ上司の違いとは何か。
真逆のようでいて、実はやっていることはそれほどちがわない。
ただ、それが発動される場面、つまり文脈(コンテクスト)がちがうのだ、という話なんだけど、そこから話が広がって、なかなか楽しい。
文学の効用であったり、歴史の話であったり、知的刺激を与えてくれる。
ナチス・ドイツっていうと、今の視点からは悪の象徴的扱われ方をされるけどさ。
第二次大戦前、あまりのナチスの勢いに、イギリスでは融和策が優勢だったのだという。
そこでチャーチルが・・・というのは、なかなか興味深かった。
そういう話、聞いたことないわけではなかったと思う。カズオ・イシグロの『日の名残り』でも、そういう話が出てきたのではなかったか。
だけど、ふだん意識の下に埋もれていたり、忘れている歴史的なエピソードはあるものなんだよね。
それほどに、イギリスとナチスの融和というのは、違和感があったのだろう。
でも、そういう可能性もなくはなかったのだ。
ビジネス場面や歴史、文脈を読むというのは後の時代からみれば、それほど難しくはないのかもしれない。
でも、現在進行形の今から、未来をかんがえるというのは、なかなか難しいよなぁ、なんてことを思いつつ、読んでいる。
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