まず、今年3月11日の自分の日記を引用。
(以下引用)
髄腔内への抗がん剤投与は小児白血病では一般的に行われる。
ビンクリスチンは神経毒性があるんでこの治療には使われない。
使うなら静脈注射なんだけどね。
その薬剤が髄液から検出された。
重篤な状態になった5人(うち1人が死亡)のうち3人から検出って
明らかに何か「検出された理由」があるよね。
治療用の薬剤は、投与する日の朝に病院薬剤師が調剤室で調剤したってさ。
つまり「看護師が病棟で薬のアンプル間違えた」っていう話じゃない。
ついでに言うと、抗がん剤の髄腔注射は医者が行う。
「脊髄穿刺」は看護師にはさせられない医療行為なのでね。
だから「看護師が点滴のときミスした」のでもない。
(引用終わり)
ビンクリスチンは毒性が強いのでいわゆる「危険物」保管の場所に置く。
アンプルをいつ何本誰が持ち出したか記録する仕組みもある。
手術室で注射で使う麻酔薬を管理するやり方と同じ。
調査によれば、この医療事故が起きた時期には
薬剤部からビンクリスチンの持ち出しは記録されておらず、アンプルも減ってない。
‥外部からの持ち込みかもしれない。
以前勤務してた病院でのやり方であるが、
「こういう内容で注射液を作ってね」という医師オーダーが入ると、
使用予定時間までに薬剤師が注射を調整し、薬剤部の「薬受け出しカウンター」に置く。
看護師はこのカウンターから注射器に入った薬剤を受け取る。
病棟処置室に持ち帰って、医師が患者に治療を行う。
薬剤部で混入されたのか、受け出しカウンターがたまたま無人のときすり替えたか、
病棟に運ばれた注射剤に処置室で‥などいろいろ考えたが、どれも難しい。
病院というところは常に人間がいて何かしているので、
たった1回ならともかく、複数回の薬剤混入や注射器そのもののすり替えがあったら
誰かに目撃される可能性がとても高い。
すでに調剤された注射器にあとから他の薬剤を入れると内容量の多少の変化がある。
病院外でビンクリスチンが入った注射器を作ってすり替えるほうが簡単だが、
じゃあ誰が何のために‥
アレですかね。
こんな治療をしても治らない患者もいる、治っても社会に役立たない。
医療費を食いつぶして税金も払えないやつらは早めに死んだほうがいい、とか?
それとも、患者の命を奪うような薬を自由自在に使って
いわゆる「死の神」のような万能感を味わうため、とか?
いずれにせよ、殺そうという悪意を持って行われた行為としか思えない。
こういうことを一回でもやった人間は、また必ずいつかどこかでやらかす。
それが怖い。
追記;
これ、今更言っても仕方ないけどどうしても書きたいので書く。
この事件で、薬剤投与のあと「神経症状が出た」患者は5人、
そのうち「重篤な症状」になったのが3人、うち一人がなくなった。
前に日記書いたとき、あちこちのニュースを見たり聞いたり読んだりして
「被害は5人」って書いたら、ミクシィニュースに3人となってたのを
「5人は間違いだ3人だ」としつこくからんできたやつがいた。
だから何?って感じだけどさ。
■埼玉県立小児医療センターで白血病患者に抗がん剤注射 患者5人に神経症状 「薬液混入の原因特定は困難」 医療事故調査委員会
(TBS NEWS DIG - 05月28日 04:15)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=266&from=diary&id=8803160
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