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2026年04月28日07:09

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小噺0564 ストロー

1971年10月1日に発足した海洋科学技術センターは、2004年4月に独立行政法人化されて海洋研究開発機構(JAMSTEC )と名を変え、2015年4月に国立研究開発法人に移行、文部科学省が所管するようになりました。
そして南鳥島沖のレアアースを採掘するために、2026年1月12日に静岡県清水港から探査船「ちきゅう」を出帆させました。

https://share.google/gwTVCcsFjCG7gR15L

現場に着いてほどなく開始された試験掘削は成功しました。政府は2028年以降の商業化を目指し、サプライチェーンを確立するそうです。
さらに最近2026年4月中旬、掘った穴に核のゴミを捨てると言い出しました(人が住んでいなくて地盤が安定しているココは最適なんだとか)。

ことの発端は2012年6月28日に遡ります。東京大学の研究チームが南鳥島の海底55〜5600mに日本で消費する約230年分に相当するレアアース(希土類)があることを発見しました。

https://youtu.be/eBGKjHm557U?si=ZPo5DsZV331bGHPk

それからにわかに注目されるようになった同島には、海上自衛隊と国土交通省の職員が常駐しているだけで一般人は立入禁止だそうです。

https://share.google/n9LY5ZmLRErSZC2CA

55〜5600mもの深い海から土壌を吸い出す方法は、直径10cm・長さ10mのパイプを550〜560本繋げながら下ろし、ドリルで地盤を掘削して細かくし、それに水を噴出させて泥状(レアアース泥)にしてパイプで吸い上げるそうです(海底に自然堆積している泥ではありません)。

https://share.google/WgOpZI8msgv0MuSlZ

と、ここでフト思い出しました。ストローなどのパイプまたはチューブで水を吸い上げる限界は僅か10m強だってこと。ググってみると正確には10.3mですと。
ストロー/チューブ内の水を吸うということは、水面を上から押す大気圧(1平方cmあたり約1kg)の力を借りて可能になるのですけど、その限界が10.3mなんですと(ややこしい物理理論はコッチに置いといてウッシッシ)。

実験した輩がいます(オイオイ)。
https://youtu.be/rWij9gJWcTg?si=1w4TFotLreVi5O-J

吸い上げる高低差は13ft(フィート)=約4m、市販の電動ポンプが水を吸い上げられる限界です(10.3mというのはあくまで「物理的」限界で、現実はこんなもんです)。

となると55〜5600mというのは途方もない高低差ですが、551〜561気圧も掛かっている深海ですから押し上げる力が強いということです。1気圧しか掛かっていない標高ゼロの地上での話とほまるっきり異なります。

長さが5kmも6kmもある直径10cmのストローはさておき、我々が日常的に使っているアレ、環境保全の観点からプラスチック製を止めて天然のstraw(麦わら)を使おう、という気運が高まっています(使われ始めた5000年前に戻ろうということです)。

https://share.google/1MbtKgpmE5zHGHuYr

ほかに紙やガラス、穴あきスパゲティにする動きもありますし、コストも鑑みてストローそのものを使わないファストフード・チェーンも出てきました。

気にくわない前大統領が行った紙ストロー導入を否定して、プラスチック製ストローへの回帰を宣言(2025年2月10日)した現大統領がいる国もありますけどねがく〜(落胆した顔)。

ストローと言えば、金属製ストローで喉にケガをする子供は後をたちませんし、ステンレス・ストローが目に突き刺さって脳まで達して死亡した女性もいることは知っておきましょう。それに曲げられるプラスチックストローを利用しなければ誤嚥を招く身体障害者もいらっしゃいます。

また「ストロー現象」なる交通事象が問題になっている地域があります。
これは、大都市を「口」、郊外を「コップ」、大都市と郊外を結ぶ道路/鉄道を「ストロー」と見なし、人(車)がストローに集中して渋滞を引き起こす現象です。
よく知られているのがしまなみ海道。

https://share.google/ZDVjHxLogZ6LBc7vI

広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ約60kmの自動車専用道路で、瀬戸内海の島々を橋でつなぎます。
この道路の完成で島の人々が都市部へ通勤、ストローにあたるしまなみ海道は朝夕の通勤時は渋滞するそうで。

https://share.google/9ffFVEYNWJL1C7TrG
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