mixiユーザー(id:9783394)

2026年04月17日07:08

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クルマ0528 吹き飛ばされ(NARDI 750LM)

本稿0123【80名以上が犠牲に】で、あまりにも有名な1955年のル・マン24時間耐久レースの惨劇のことを書きました。

https://youtu.be/u0cDquUjZVE

この史上最悪の大事故のレースの750ccクラスに、イタリアからMario Damonte(マリオ・ダモンテ)/Roger Crovetto(ロジェール・クロヴェット、フランス人)組のナルディ・ビシルーロ(ゼッケン61)がエントリーしていました。残念ながら2時間24分(5周)でリタイアしましたが。

https://share.google/IFWQc4hfRBmfRF0EJ

名称のビシルーロはBI-SILURO=双子の魚雷という意味で、本稿0101【双胴】のタルフィと同じようなコンセプトで作られていました。
即ち、左右に分割された車体の左側にエンジンを、右側にドライバーと燃料タンクを配した、まさしく「双子の魚雷」のようなボディワークです。

https://share.google/TyB5V8pHg50VB91Ep

この左右のポッドを繋ぐ部分が飛行機の翼を上下ひっくり返したような形状(強いダウンフォースを得るため)でした。

https://share.google/OKWBsa8Kv9nq4qGp4

これは、逆に車体下部に風が吹き込むと揚力で宙を舞いました。だからジャガーDタイプが高速で追い越した時に吹き飛ばされて側溝に落ちてリタイアしました。

https://share.google/2bn6lUUAaqDdCbDc7

さて、このユニークなクルマはCarlo Mollino(カルロ・モリノ)の設計に基づいて製作されました。

https://share.google/sNlW4D34dLa3RKqGS

製作したMario Damonte(マリオ・ダモンテ、上述のようにル・マンのドライバーも務めました)、設計したカルロ・モリノ(上述。本車製作の中心人物)、Enrico Nardi(エンリコ・ナルディ)の苗字を繋いでDaMolNar(ダモルナール)とも呼ばれたこのクルマのシャシーは、鋼管を溶接したスペースフレームでした。

https://share.google/QUwws9hEpUKU3wb5C

https://share.google/iuKDAPies5If2SmWm

ホイールベース1900・全長2486・全幅1477・全高999mm、車重450kgの車体には、60馬力のジャンニーニ製の水冷直列4気筒OHC735ccが搭載されていました。最高速度217km/hを記録しています。

https://share.google/f3MKVzAWT82wVjbKN

カルロ・モリーノが完成したビシルーロに着座してご満悦です。左右のポッドを繋ぐ部分(翼形状)に空気ブレーキ(制動時に後ヒンジで開きます)が付けられました。

https://share.google/HbZfCmW2r1ixNfDEj

狭いコクピットには特徴的なステアリング・ホイールが。操舵角が小さいのでこんな形状で構いませんでした。

https://share.google/9kICOFLjVmknqI7BX

このステアリング・ホイールはレプリカが作られました。

https://share.google/ZWXCO8njc1fGMZvEN

ステアリング・ホイール製作会社のナルディらしいですね。

この1台のみ製作されたナルディ・ビシルーロはその後レストアされ、現在はミラノのレオナルド・ダ・ヴィンチ科学技術博物館に展示されています。
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