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2026年02月10日07:09

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小噺0553 カップ&ソーサー

紅茶やコーヒーを味わう時、ボクはマグカップを使用します。気を遣いませんし容量が大きいので。洗うのも楽。だからでしょうか、喫茶店で使われているカップ&ソーサーにはそこはかとなく優雅さを感じます。
喫茶店と言えば「純喫茶」と「不純喫茶」があります。前者はコーヒー・紅茶・軽食だけを提供するお店(アルコール類はありません)、後者はビールやワインなども出す所謂カフェ、不純です(どこが?)。
もうひとつ、薄くて大径で浅い(冷めやすい)のがティーカップ、それに比べて厚くて小径で深い(冷めにくい)のがコーヒーカップです。殆んど意識しませんけどね。

さて、紅茶にしろコーヒーにしろ、カップの下に敷いてあるソーサーって単なる飾り(+スプーンを置く台)だと思っていません?
実は違うんです。熱い飲み物を冷ます器なんです。
https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/03/buzz_230308_04-1024x768.jpg

ソーサーからいただきます。
https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2023/03/buzz_230308_05-1024x576.jpg

こんなこと今は誰もやりませんが、大昔はフツーに見られたそうです。下記動画でその理由が。

https://youtube.com/watch?v=Bxl5jxMGZFk&si=_6finqf9LA_lTPY2

さて、イギリスでアフタヌーンティーをいただく時は大抵ソーサーの下にもう一枚プレートが敷いてあります。「トリオ」です。

https://share.google/Pb3WMBXEolZ2sCmVx

アフタヌーンティー・スタンド上段のケーキやタルト、中段のスコーン、下段のフィンガーサンドイッチを、カップ下2枚目(最下段)のプレートに載せていただきます。食するのは下から順、まずサンドイッチです。
https://images.www.kateigaho.com/media/article/176150/images/editor/f1486b68ed54c8431bfae6330938fa83fd2eabbe.jpg?d=500x670

これが正式、格式を重んじるイギリスならでは。
日本で提供されるアフタヌーンティーでは、有名老舗ホテルと言えどトリオなんて滅多に出てきません。軽食用のプレートは別途出されます。

https://share.google/cWWtfZvLkzNhjW45p

スタンドの軽食の順番は…チャンとしたところは正しく並べられているそうです。
でも食べる順番は誰も頓着しません。個人の勝手ですからね。

ところで、随分前にイングランド北部のブラッドフォードという街にあるTHE BRIDGE TEA ROOMSを訪れた時のこと。

https://share.google/PeTVCuwzxmXLWexlX

16世紀の建物だそうで天井は低いのですが、こぎれいなインテリアはいかにもイギリスの雰囲気プンプンです。

https://share.google/Udk340aTlPMtGzKF7

暫くすると、ポットが2つとソーサーの上にカップが2つ重ねられて出てきました。

https://share.google/v9otXLVfUSWcFsqEX

「なんじゃコレ。どういうこっちゃ?」と思っていると、お店の人が「昔ながらのTrue Trioです。紅茶とコーヒーです」と。トリオ(3個組)ですが前出と異なりカップがふたつにソーサーが一枚。
どうやらヴィクトリア朝(1837〜1901年)ではこういう風なもてなしがなされていたそうで。「殆んどの方は紅茶しか召し上がりません」ですと。
でも高かったよなぁ、チップも要るし。ケチなボクは両方いただきました(笑)。
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