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2026年01月30日07:17

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クルマ0517 生産許可出ず(AEROCARENE700)

"AERO"を何と発音します?「アエロ」?「エアロ」? 
飛行機会社のAEROFLOT はアエロフロート、ロックバンドのAEROSMITHはエアロスミスと言いますよね、日本では。欧米各国の言語に"AERO"がありますが、ボクのささやかな経験では「エアロ」と発音するのが一般的との印象がありますので、ここではそれを用います。

1947年10月のパリ自動車ショーにて、フランス人エンジニアのC. Desbenoît(デブノワ)とG.Bodu(ボデュ)がAEROCARENE700(エアロカレン700)という2座の3輪車を展示しました。

https://share.google/EdQCmVMkDP6z4gldg

ドアは無く、戦闘機のように前後にスライドするキャノピーを開けてコクピットに。
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhEPw8tF0VNFn2tOfxn1S_kRvKaOUSZz32lsr-D16Wzm6WAyfU7PufMhYFCyygxGrDLuUq2xuglaFM6GMLmBPaWYuWiLS_A-K07fZtDDynqY2VCVCg8Rgm0lXhIkFinc4iF9DfHB9xQUCZrYzpXY4k2OIvTLdRohqsWAcINHDHhjG0ADJy0Lhv25_zY/w400-h344/1947-Aerocarene%20700-4.jpg

https://share.google/JFMka5zAoiMfO5FN0

ステアリングホイールは何とクリスタル・ガラス製です。

https://share.google/1rL4pnjfBYELqWfMQ

操舵される前輪はヘッドランプが付いたスパッツに覆われています。曲がりたい方向を照らすワケです(前方はボディ最下部の一対のランプが照らします)。

https://share.google/RZBFviW574tnNlm6u

下記は残されている図面です。空気抵抗が小さそうな水滴型で、ミドシップに搭載された2ストロークの空冷2気筒684ccエンジンは23馬力しかありませんでしたが、4段ギアボックスを介して車重280kgのエアロカレン700を135km/hで走らせました。
燃費は25jm/l以上と謳われていました。

https://share.google/1YUJbvlyhzvmnlcRm

https://share.google/D5uot9o43NZmpq8hD

フランスでは、第二次世界大戦(ヨーロッパ戦線)中のナチス・ドイツの傀儡政権(かいらいせいけん=名目上は独立ししているものの実質的には他国に操られている政権。占領/支配を隠すのが目的)だったヴィシー内閣(1940〜44年)の名残りで、終戦後もしばらくは自動車生産に政府の許可が求められました。残念ながらエアロカレンはそれが得られなかったので量産できず、試作車が1台のみ作られたのみです。

ポスターがありました。洒落たデザインですねぇ顔(笑)。

https://share.google/szScwLsCnmGTbKpf8

左上に「2020」とありますが、2020年に「エアロカレン・ルネッサンス」として同車の復活を望むフランス人が作ったようです。ブログがあります(https://share.google/vd1PgeGWE4PurFZjh)。

なお、2列5座で最高速度160km/hを目論んだエアロカレン1100も計画されましたが、プロトタイプにまで至ることはありませんでした。
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